「大局観」 羽生善治 読書感想①

読書

「大局観」を辞書で調べると

「物事の全体的な状況や成り行きに対する見方・判断。」と書かれてます。

将棋や囲碁などの世界で、「名人」には必要な力なんだと思います。

著者紹介

有名な方で、紹介も必要ないかもしれませんが

改めて調べてみると、凄い方ですね。

羽生 善治 (ハブ ヨシハル)

1970年、埼玉県生まれ。将棋棋士。小学6年生で二上達也九段に師事し、プロ棋士養成機関の奨励会に入会。奨励会の6級から三段までを3年間でスピード通過。

19歳で初タイトルの竜王位を獲得する。

94年、九段に昇段する。

96年、王将位を獲得し、名人、竜王、棋聖、王位、王座、棋王と合わせて「七大タイトル」全てを独占

e-hon様より引用

目次・内容

第1章 大局観(検証と反省感情のコントロールはどこまで必要か ほか)
第2章 練習と集中力(集中力とは何か逆境を楽しむこと ほか)
第3章 負けること(負け方について記憶とは何か ほか)
第4章 運・不運の捉え方(運についてゲンを担ぐか ほか)
第5章 理論・セオリー・感情(勝利の前進将棋とチェスの比較 ほか)

引用・気付き 4個

「自分が選ばなかったものの方が、もしかしたら良かったのでは無いか」と

思うことに起因している。

p,24より引用

人間が取捨をすることが大切。

自分の人生でも過去を振り返り、あの時ああしていれば?

違った逆の選択をしていれば?と後悔をすることがあります。

 

過ぎ去った時間を、悔やんでも意味は無いのに。

悔やむよりも、今後の人生でその思いをどう活かすか?を考えてきましょう。

 

きっとその選択は、ベストな選択だったのです。

その逆の選択は、その選択よりも悪い状況になるはず。

あなたの直感が、選んだのだから。

リスクをとらなければ、棋士の成長は止まってしまう。

p,34より引用

将棋の世界ではミスをしないように、その都度リスクが一番少ない選択を

していくのだと思っていました。

 

自分の得意な戦法があり、その戦法を手堅く続けることで

強くなるのかと思っていましたが、同じことを続けること

こそが最もリスキーなやり方であった。

 

その場の一手のことだけを考えると、リスクの少ない選択になるが

長いスパンで考え、自分の進化のためには実践で新しい戦法を試すしかないそうです。

 

以前にも書いた「コンフォートゾーン(快適領域)」を思い出します。

この場合、得意な戦法はコンフォートゾーンになり

新しい戦法はコンフォートゾーンから、一歩踏み出ることになります。

 

快適から外にでることは勇気がいりますが、自己成長はそこにあります。

「今日の将棋は完璧だった、ミスもなく百点満点のパフォーマンスだった」

と思えることは、私にはほとんどない。

p,43より引用

羽生名人のこの言葉・姿勢こそが名人なんだと思えました。

 

その日、勝利することが出来たとしても

その勝利に満足してしまったら、成長はそこで終わります。

周りの棋士たちは、ドンドン強くなるので置いて行かれてしまいます。

 

自分の目標を達成した途端に、テングになり成長が止まる人も多いと思います。

目標を達成したら、もっと大きな新たな目標を掲げて、常に自己成長をしていきたいと思います。

人に教える時には、自分が理解した時点まで戻って、丁寧に相手に伝えないと、上手く理解してもらえないのではないか。

p,90より引用

教育についての説明です。

教える側は知っていることを、省略して教えてしまいがちで

教わる側は理解できずに終わり、実践で教えたことができずに

教えた側は「教えたのに!」と怒ってしまう。

 

これは教える側が、理解したかを確認してないことが原因だと思います。

しかし将棋の場合、大部分を教えて細かい部分は

自分で考えさせて理解させるようにしているようです。

 

ある程度、出来るようになってからじゃないと

考えることも難しいですが、考えさせないと指示待ち人間が出来てしまいます。

 

一方的に入ってきた知識は、すぐに出ていってしまいますから

入ってきた知識をきちんと理解して、応用まで出来て身についたと感じれます。

まとめ・感想

名人と聞くと、凄く偉い人で話を聞くのも緊張してしまいそうですが

この本を読んでいると、羽生名人は優しい方なんだと思う箇が

何箇所も出てきます。そして謙虚で、その姿勢が名人になったんだと思います。

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