未来の年表: 第1部 人口減少カレンダー 引用と気付き

読書

アマゾンオーディブルで見つけた本です。

これまで人口減少、少子化、高齢化という言葉はよく聞くけど

先の話だと思い、実感も無く自分にあまり関係無い、と思い意識してませんでした。

 

この題名を見てから、「未来」の日本がどうなるか?

息子がいるのに、本当に自分に関係ないのか?

自分は逃げ切って、息子の世代に押し付けているだけじゃないのか?

 

そう思うと、どうなるのか知っておく責任があると思えました。

知ることによって、何か自分に出来ることも出てくるかも知れません。

また、このブログ読む人にも教えられると思います。

 

著者:河合 雅司

出身:愛知県名古屋市

専門:人口政策、社会保障政策。

内閣官房有識者会議委員、厚労省検討会委員、農水省第三者委員会委員などを歴任。

新潮社様より引用

ナレーション:重松 千晴

出身:日本、東京都

事務所:AIR AGENCY

職業:声優

Wikipedia様より引用

 

聞きはじめて、すぐに思いました「怖いです!」(笑)

人口減少により、日本が消滅してしまう恐怖や不安を覚えます。

そして、ナレーションの方の声が高めで、ハッキリと喋られ、話している内容と

そのギャップを感じて、より一層怖くなります。(笑)

内容・年表

<主な内容>
第1部 人口減少カレンダー
2017年 「おばあちゃん大国」に変化
2018年 国立大学が倒産の危機へ
2019年 IT技術者が不足し始め、技術大国の地位揺らぐ
2020年 女性の2人に1人が50歳以上に
2021年 介護離職が大量発生する
2022年 「ひとり暮らし社会」が本格化する
2023年 企業の人件費がピークを迎え、経営を苦しめる
2024年 3人に1人が65歳以上の「超・高齢者大国」へ
2025年 ついに東京都も人口減少へ
2026年 認知症患者が700万人規模に
2027年 輸血用血液が不足する
2030年 百貨店も銀行も老人ホームも地方から消える
2033年 全国の住宅の3戸に1戸が空き家になる
・・・ほか

第2部 日本を救う10の処方箋 ――次世代のために、いま取り組むこと

序 小さくとも輝く国になるための第5の選択肢

  1. 「高齢者」を削減
  2. 24時間社会からの脱却
  3. 非居住エリアを明確化
  4. 都道府県を飛び地合併
  5. 国際分業の徹底
  6. 「匠の技」を活用
  7. 国費学生制度で人材育成
  8. 中高年の地方移住推進
  9. セカンド市民制度を創設
  10. 第3子以降に1000万円給付

おわりに 未来を担う君たちへ

結びにかえて

講談社様より引用

第1部では、未来の年表になっていて

第2部では、10の処方箋として対策案を書かれている。

 

読み始めると、本の中にも「目を覆いたくなる内容」と書いてあった。

第一部は怖い話だけで終わります(笑)

第1部 引用・気付き

アマゾンオーディルは、細い章に分かれてますので引用も「章」で記します。

日本人の人口は、一定の条件をおいた机上の計算では、

200年後には1,380万人に300年後には450万人になる。

第二章より引用

2019年2月の時点では、1.26億人の日本の人口が、200年後に約10分の1になる計算だった。

そして、300年後の450万人となると、福岡県の510万人を少し小ぶりした規模になる。

日本列島に日本人が、スカスカの状態になってしまう。

 

もう地方の自治体で、市民が増えた減ったという話じゃなくなる。

これに続きがあり、次の引用を見ると

西暦3000年には日本人は2000人になってしまう

第二章より引用

遠い未来の話で、どれも確認しようがないが

日本人2,000人となると、「絶滅危惧種」じゃないのだろうか?(笑)

 

200年後だが、「100年人生」と言われている現在から考えると

今いる小さい子供が、大きくなり子供産んだら、その子に関係してくる未来です。

曾孫に関係してくると思うと、少し足音が聞こえてきます。

 

人口が減って来てスカスカの日本に、外国の方が多く住み始めたら

もう「日本」では無くなってしまう。

そうなると人口が少なくなった先には、国家の消滅が待っています。

 

私事だが中学・高校生の討論会に行った時、女子中学生からのこんな言葉が忘れられない

「大人たちは何かを隠していると思っていた」

若い世代の方が、自分達の問題と受け止めている。

第二章より引用

この本の前半で唯一明るい、お話でした(笑)

年齢が上になるほど、逃げ切れると思い関心を持たない人が多い。

一番苦労するであろう若い世代に、押し付けている。

 

私も、それと同じ様な考えだった。

しかし、100年人生と言われる現代では、まだ人生の半分も生きて無く、これから先もそんな気持ちでは、自分の息子世代に、押し付けているだけになってしまう。

 

この考えが、日本を駄目にしている原因の一つに思えてくる。

自分の息子にも、きちんと教えられるように、しっかり受け止めないと。

 

2016年の出生数は98万人になり、初めて100万人の大台を割る様相だ。

第4章より引用

初めて出生数が、100万人を割ってしまった。

1949年269万人には「第一次ベビーブーム」と言われる時代。

 

そこがピークで2017年201万人が「第二次ベビーブーム」となっている。

この年から、出生率が「2ポイント」を下回り始める。

 

出生率が「2ポイント」以上無いと、夫婦2人から1人の子供しか生まれて無いことになる。

2人の人間から、1人しか産まれてこないと、単純に50%になってしまう。

2人産んだとしても、現状維持になり増えてないことになる。

 

厚生労働省の発表によると、平成30年は

出生数 92 万 1000人、 死亡数は 136 万 9000 人となっていて

一年で44万8000人も減少している。思っていたよりも多くて、凄い数字です。

そしてこの減少数が、今後加速して増えていく。

1992年には132校だったが、2012年には783校に増えている。

女子の4年生の進学率を、高めようとして大学を増やしていた。

東大のような有名校であれば、定員割れをすることはないと思うが、18歳以上の絶対数が減っているので、優秀な人材を確保することが難しくなってくる

第6章より引用

国立大学が倒産の危機となってくる。

 

2012年にピークで783校まで増えて、2018年に768校に少し減っている。

少子化問題の対策が、女子学生の4年制の大学への進学を増やすことで

大学へ入学する学生が増えた。

その一時的な数字を見て、こんなに大学を作っていることに驚きます。

 

今後の人口は減る一方だから、大学の倒産が増えて行く。

母校が無くなるのは、寂しいことですね。

 

そして、人数が少ないから、同学年の生徒同士で切磋琢磨も出来なくなり

より優秀な生徒が、誕生しにくくなってしまう。

高校野球などでは、地方大会の1回戦が決勝にもなってしまいかねない。

第7章より引用

子供が少なると、高校野球もレベルが下がるという現象が起こるのですね。

その先を考えると、日本代表のレベルも下がり

オリンピックで金メダルなんて、夢の話になってしまうのでは?

 

本当に鍛えたいと思ったら、海外に行き海外の選手から

刺激を受けて練習に励む、そんな流れが想像できます。

 

海外の選手の方が、潤った財政から選手への待遇も良いものになる。

 

そうなると、ストイックな選手が、より良い環境で鍛えたいと思ったら

外国籍を取得する、可能性が出てきますね。

水道や道路、市民ホールなどの社会インフラも老朽化が進んでいる。

地域に対応できる人数が少ない。

住民が住んでいるのは、敷地内にパラパラと住んでるだけ。

第7章より引用

今の社会インフラは50年前に作られた物が、60%位あるそうです。

新しく整備し直すだけで、相当な税金が必要になり

人口減少した財政には、厳しい金額になりそうです。

 

ただ、直しておかないと、水道管が破裂してそのせいで二次災害が生まれ

復旧するために、より多くのお金が必要になることも考えられます。

なので後回しにすると、被害が拡大するので計画的に行わないといけません。

 

また、今のままの管理区域で人が少ないと

遠く離れた人のために、水道や電気、インフラを整備す必要が出て

公共料金がそれぞれ値上げする必要が出てきそうです。

 

第二部でも、書いてありましたが

居住区域を決めて、密集して住めば解決出来そうです。

しかし、「先祖代々の土地から出たくない」なんて言う人も出てくると

問題は多くありそうです。

 

人口減少しているのに、世帯数が増えている。

一人暮らしは増える要因は3つある。

まず1つは子供と同居しない高年齢者が増えたことが

2つ目の理由は未婚者の増大である

3つ目理由は離婚をする夫婦の増大、3組に1組が離婚をしている計算になる。

第10章より引用

休みの日にウォーキングを行っていて、その時に歩くとよく分かるが

自分の住んでいる街でも、新しい家がドンドン作られている。

「オープンハウス」を掲げられたり、広い範囲で土地を平らにして

区画整理をして、土地を販売しているところもある。

 

人口減少と言っているのに、誰住むのか?妻とそんな話をしながら歩く。

数週間経つと、オープンハウスだった家にカーテンが取り付けられ

ほとんどの家が売れていることが分かる。勢いよく家が売れている(笑)

ここだけ見ていると、街に人口が増えていて明るいニュースになるのだが。

 

ウォーキングの途中に、誰も住んでいないような「空き家」を見つける。

やはり、光があれば影が有るということでしょうか。

家は増えても、人口が減っている状態が実感できます。

 

今後、空き家が増えていくと、街の景観も悪くなり、治安も悪くなっていきそうです。

2013年から2030年の労働力人口は、ほぼ三百万人ほど減っている。

団塊の世代のジュニア世代が50代と言う給料のピークを迎える収入のピークを迎え人件費負担は、より膨らむ方向。

団塊の世代のジュニア世代が定年退職に途中する2033年には退職金負担も大きくなる。

第11章

総務で仕事をしている時に感じていた

「労働力戦国時代」高い賃金で他社と取り合う図を、私が名付けました(笑)

この時代も終わって、人がいなくなってしまう。

 

受注しても、その数を作り出せない工場ができそうです。

そして、そんな人がいない企業に追い打ちをかける様に

団塊の世代のジュニア世代が、給料のピークになり、その約10年後には

退職金を払うタイミングに突入する。乗り切れる体力が必要になります。

 

2025年頃から、問題となってくるのが認知症患者の増加だ。

65歳以上の7人に1人が、認知症に該当する。50代後半から40代後半の患者もいる。

第14章より引用

高齢者が増えるのだから、認知症患者も増える予想になる。

40代でも、発症する人がいるのは、身近に感じられ怖くなります。

 

これは、対策をしないと!と思い記しておきます。私が知ってる認知症対策。

運動・・・体を動かせば体も鍛えられて、血行も活性化されます。

読書・・・脳を使い、脳みそも活性化します。麻雀、パズルと同じです。

話す・・・他人とのコミニュケーションです。これも脳みそを使います。

目標・・・達成感を得ると脳が活性化されます。

 

どれか一つでも、意識してすぐに初めることをオススメします。

自分は大丈夫と、根拠の無い自信は後悔を、生み出すかも知れません。

2027年に輸血の使用量の、ピークを迎える。

それは病院に行けば助かる、と言うこれまでの常識が通用しなくなることである

少子高齢化とは、これまで常識だったことが、少しずつ静かに崩壊していくことなのである

第15章より引用

これまでの人生で、輸血をしてもらった事が無いので

これも実感が無かったが、少子高齢化がここにまで影響して来るのは恐ろしいです。

 

これまでの「常識」が、通用しなくなり

その時その時に、考えベストな対応が必要になってくる。

常識は、必要無くなるかも知れないが、知識はより必要になると思う。

 

今後も読書して、ドンドン知識を蓄えベストな対応の質を上げよう。

そして、誰しも思うが出来ればこのまま、輸血を必要としない人生でいたい。

健康管理をしっかりして、出来るだけの予防はしておきたい。

2039年、深刻な火葬場不足に陥る。

日本は高齢社会にあるが、次にやってくるのは多死社会である。

第19章より引用

高齢社会の次は、当然の流れだとは思うが、怖い言葉です「多死社会」。

 

今も社内で、不幸があって話を聞くと「火葬場が空いてなくて」と言う話を聞く。

現状でも足りてなく、一週間位待たされることが多く有るようです。

 

火葬場を増やすとなっても、地域住民の反対が多くて、簡単には建てられなく

建てたとしても「多死社会」の期間が過ぎると

人口減少で死ぬ人も少なくなり、不要な火葬場が残ってしまう。

 

自分の人生最後を想像すると、火葬場までこんな状態だと

焼いて貰うのに、面倒なことをしてもらい、残された人に申し訳ない気がしてきますね(笑)

日本が人口が減少している一方で、世界の人口は増え続けて100億になる2050年。

世界的な水不足が日本にも直撃する。それは、バーチャルウォーターと言う考え方。

第23章より引用

バーチャルウォーターとは、食料を輸入している国( 消費国) において、もしその輸入食料を生産するとしたら、どの程度の水が必要かを推定したものであり、ロンドン大学東洋アフリカ学科名誉教授のアンソニー・アラン氏がはじめて紹介した概念です。

例えば、1kg のトウモロコシを生産するには、灌漑用水として1,800 リットルの水が必要です。

環境省様より引用

日本において、水不足は多少聞いたことが有るが

世界的な水不足が、直撃するとは気にしていなかった。

 

この「バーチャルウォータ」という考え方だと

世界が水不足になり、水が足り無くなると食料を少ししか作れなくなる。

世界的に食料が足りなくなり、日本に輸入出来ても高級品になってしまう。

 

人口減少した日本に、どれだけ力が残るかわからないけれど

世界に輸入をお願いしても、買わせて貰えなくなるのでは?

財政も厳しくなると、輸入も出来なくなり、貧しい国に陥ってしまう。

感想・まとめ

人口減少が招く色々な問題が、静かにすぐそこまでやって来ている。

そして、自分の未来にも、大きく影響してくることが分かった。

 

怖い内容でした。でも第2部で、この人口減少カレンダーの対策として

「10の処方箋」が書かれてます、少し明るく思えます。

 

第2部に続きます。

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