年末商戦に販売されるPS5が話題になっておりますが、マイクロソフト社のXBOXも新しい機種「Xbox Series X(エックスボックスシリーズエックス)」を発売予定にしております。
このXbox Series XとPS5を比較して、どちらが買いなのか?調べてみました。
スペック比較
過去に自宅でPS3とXBOX360とWiiをテレビ台に並べ、PSPとnintenndo-DSまで持っていたので、後輩からいつ何をやるんですか?と聞かれてました(笑)
後で書きますが、XBOXには手痛い仕打ちをされたのでイメージが悪いですが(笑)公平に比較したいと思います。
デザイン
出典:Microsoft Xbox series X
出典:Sony PlayStation5
SONYとMicrosoftがお互いに狙う訳は有りませんが、白と黒の対象的なカラーリングになりました。
Xboxは過去の機種に熱による不具合も発生していたので、排熱をより効率的にしたのがこのデザインなのかもしれません。MicrosoftのXbox Series Xページでは下記のイメージ動画が有りました。四方向の下から吸い上げて丈夫に排熱するシステムです。
出典:Microsoft Xbox Series X
ただ、心配になるのが今あるテレビ台に入るのか?です(笑) 四方向に必要な隙間を開けて空気を取り込む様にするとなると、横に倒してテレビ台に入れると排熱が不十分になってしまいそうです。またしても海外の広いリビングに合うデザインだと思ってしまいます。
PlayStation5は横置きにも対応しているので、そのままテレビ台に入れても問題無さそうで日本向けな雰囲気があります。
私の好みは、何処かのメーカーの空気清浄機に似ていると言われてますが(笑)未来的なデザインのPlayStation5です。
処理装置のCPU
CPUを比べてみると同じAMDを使用していることがわかります。
PlayStation5・・・x86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2” 最大3.5Ghz
Xbox Series X・・・x86-64-AMD Ryzen™ “Zen 2” 最大3.8Ghz
両者ともに8コア16スレッドです。
1コア1スレッドのCPUに16個の命令をすると16回の処理を実行します。これが今回のCPU8コア16スレッドだと同時に実行して一回で終わるので処理速度が早いです。
ちなみに私が会社で使用しているパソコンはintelの「core i3」が搭載されて、調べてみると2コア4スレッドでした。このゲーム機両者の方がどれだけ高性能か!(笑)
最大周波数は処理をする速度です。
先程説明した計算をする速度になります。CPUだけでは判断出来ませんが、XBOXの方が3.8Ghzと少し高いので処理速度も早くなります。
画像処理のGPU
次は画像を処理するGPU(Graphics Processing Unit)をみてみます。
PlayStation5・・・AMD Radeon™ RDNA 2 GPU 10.3TFLOPS
Xbox Series X・・・AMD Radeon™ RDNA 2 GPU 12TFLOPS
お互いに同じGPUを搭載していると思いきや、またしてもXBOXの方がTFLOPSが高い数値です。
このTFLOPSとは何か?調べてみました。
テラTとフロップスFLOPS足してテラフロップスと読みます。
FLOPSは、ちょっと分かりにくいですが「1秒間で問題を何問問いたか?」を示す数値で、そこにテラの1兆(1,000,000,000,000)が付いているので「1秒間に何兆回問題を問いたか?」の数値になってます。と言われてのピン!とこなくて正直良くわかりません(笑)
ただこの数字が高いほうが高性能になるということです。ちなみに参考までにPS4の数値を見てみると、、
- PS4:1.8TFLOPS
- PS4 Pro:4.2TFLOPS
この数値をみると、PS4から計算すると両者ともに5倍以上の数値になるので進化を感じます。これでCPUもGPUもXBOXの方が高性能ということがわかりました。
番外として!なかなか手に入らない任天堂のSwitchは0.5 TFLOPS。そして最近世界最速となったスーパーコンピューターの富岳は415.53PFLOPS(1P=1,000T)となっております。世界最速ぱないっす!
SSD(Solid State Drive)
次はストレージであるSSD(ソリッドステートドライブ)を比較します。
PlayStation5・・・容量 825GB 読み込み速度:5.5GB/s
Xbox Series X・・・容量 1TB 読み込み速度:2.4GB/s
容量はXBOXの方が大容量になってます。PS5は何故か半端な数字?になっております。その理由を考えてみると2つの理由が浮かびます。
- コストを少しでも抑えるためにこの数字になった。
- 容量が足りなくなったら市販のSSDで拡張可能だから。
ちなみにXbox Series Xは、専用の拡張カードになってます。市販ではない専用なので高価になってしまう可能性が!
これまで比較したCPU、GPU共にXBOXの方が高性能でしたが、SSDの読み込み速度はPlayStation5の方が数値が高いです。この3つの数値のバランスで処理速度が決定されると思うので、性能の数値はXBOXが高くてもロード時間はPlayStation5の方が高速になると思います。実機で計測しないと確定しませんが。
販売台数
これまでの販売台数を調べてみました。
歴代ゲーム機
PlayStationとXBOXだけではなく、歴代ゲーム機の販売台数順を表にしてみました。1位は「最も売れたゲーム機」としてギネス世界記録に認定されているPlayStation2です。
位 | メーカー | 機種名 | 販売台数 | 発売日 |
1 | SONY | PlayStation 2 | 1億5500万台 | 2000年3月4日 |
2 | 任天堂 | Nintendo DS | 1億5402万台 | 2004年12月2日 |
3 | 任天堂 | ゲームボーイ(カラー含む) | 1億1,869万台 | 1989年4月21日 |
4 | SONY | PlayStation 4 | 1億1,040万台 | 2014年2月22日 |
5 | SONY | PlayStation | 1億240万台 | 1994年12月3日 |
6 | 任天堂 | Wii | 1億163万台 | 2006年12月2日 |
7 | SONY | PlayStation 3 | 8,740万台 | 2006年11月11日 |
8 | マイクロソフト | Xbox 360 | 8,580万台 | 2005年12月10日 |
9 | 任天堂 | ゲームボーイアドバンス | 8,151万台 | 2001年3月21日 |
10 | SONY | PlayStation Portable | 7,640万台 | 2004年12月12日 |
11 | 任天堂 | ニンテンドー3DS | 7,577万台 | 2011年2月26日 |
12 | 任天堂 | ファミリーコンピュータ | 6,191万台 | 1983年7月15日 |
13 | 任天堂 | Nintendo Switch | 5,577万台 | 2017年3月3日 |
14 | 任天堂 | スーパーファミコン | 4,910万台 | 1990年11月21日 |
15 | マイクロソフト | Xbox One | 4,590万台 | 2014年9月4日 |
出典:ウィキペディア
ベスト10にしようと思ってましたが、懐かしの「ファミコン」が12位にランキングしていたので思わず15位まで作りました(笑)
「ファミコン」が発売され約34年が経過した時に、「Switch」が販売され13位にランキングされてます。Switchの販売状況からするとファミコンと並んでいるのが一時的なモノだとは思いますが、13,14と並ぶ面白いタイミングになってます。
PlayStationとXBOX
歴代のPlayStationとXBOXの販売台数を見てみると、一番売れたXBOX360でもPS3に及ばずでした。
- 1994年 PlayStation 発売 1億 240万台
- 2000年 PlayStation 2発売 1億5500万台
- 2002年 Xbox発売 2,400万台
- 2005年 Xbox360発売 8,580万台
- 2006年 PlayStation3発売 8,740万台
- 2014年 PlayStation4発売 1億1,040万台
- 同年 XboxOne発売 4,590万台
- 2020年 PS5 と XBOXSeriesX 発売予定
販売台数を見るとPlayStationの圧勝という事がわかります。なぜXBOXが売れないのか?を調べてみると納得いく答えが見つかります。
- 操作する時に「はい」→Aボタンで慣れない。Aボタンの配置が「✕」ボタン。
- Xbox360でディスクに傷が付く不具合が発生。しかし「ゲームには支障ない」という回答をしてしまったのでイメージダウン。
- 更にXbox360で「レッドリングオブデス」と言われる不具合が発生。長時間使用すると通常緑色のリングライトが赤く光り起動しなくなってしまい、さらなるイメージダウン。
- PlayStationがDVDやブルーレイを見れるが、XBOXは別のドライブを購入して接続しないと見れない。
- 洋ゲーと言われる海外のゲームがPlayStationでも遊べるようになった。
- XboxOneはいつ発売されたのか?知らなかった。宣伝をしなかった。
ちなみに私はXBOX360を所持していて、②と③を思いっきり喰らいました(笑)なので2回無料で修理に出して直しました。対象期間内に出せて良かったですが、イメージダウンです。
この様にXBOXは一般的にあまり馴染みが無い製品になってしまったが、製造元はあの「マイクロソフト」!このまま終わっていくはずは無い。新しいXBOXが発売されると聞く度に今度こそ頑張れ!と思ってしまう(笑) 年末のSeriesXも期待してます!
まとめ
2つの機種を比較してみると、どちらもとんでもない高性能という事がわかりました。
数値上ではXBOXが高性能に見えますが、ロード時間がPS5に軍配が上がりそうです。どちらにしても年末が楽しみですが、私はこれまでの環境からPS5を買います。
ゲームファンとしてはPlayStationのSONY様とXBOXのMicrosoft様が、切磋琢磨してくれて今後もより楽しいゲームを作ってくれるだろうと楽しみにしております。