脳科学者の茂木健一郎さんの本です。
以前にもこの方の本を何冊か読みましたが、前向きになれて勇気を与えてくれる本が多いです。
以前こちらの本で、読書の魅力を教えてもらいました。こちらもオススメです。
Contents
著者と本
有名な方なので、LINEブログの自己紹介文を引用させてもらいました。
茂木健一郎 Ken Mogi
脳科学者、作家、ブロードキャスター
いつも、ここではないどこかを思いつつ、足元を見つめている、そんな日常。
人間の脳は、ふしぎです。
一リットルの脳の中に、現実も、夢も、宇宙も、すべてあるんだからなあ
LINEブログ様より引用
Amazon様の商品紹介より引用です。
過重なストレスと処理すべきタスクに溢れた現代をタフに生き抜くには「すぐやる脳」が必要だ!脳科学者の枠を超え、抜群の創造力&行動力で縦横無尽に活躍する茂木健一郎が大胆提案する茂木式・行動力強化術。仕事、勉強、人間関係…これで全てがうまくいく!
引用と気付き 6個
習慣化することが成功への近道。
第2章より引用
脳の中に「頑張ろうとする回路」があります。
この回路は維持や継続をさせることには、向いてないのです。この回路が得意なことは、瞬間的に頑張ることに優れているので、頑張ろうを継続してしまうとすぐに疲れてしまいます。
だから筋トレやジョギングも「頑張ってやろう」と思うと、この回路が働いてしまい、良くて三日坊主で終わってしまうのです(笑)
では継続させる様にするには?
「頑張ろう」ではなく、筋トレなら1回でも良いからやってみよう。ジョギングじゃなくて、ちょっと近所を散歩してみようと、軽い気持ちで始めることが継続への近道になるます。
これで頑張らずに習慣化が出来て、成功に近づきます。ちょっとだけで良いのでやってみましょう!
やらないことを、徹底するのが非常に上手だったから。
第2章より引用
スティーブ・ジョブズが、やらなくしたことをご存知でしょうか?
- スマートフォンのボタンをなくした
- パソコンからフロッピーディスクをなくした
- パソコンからCD・DVDドライブをなくした
他にもたくさん有るのだとは思いますが、この3つだけ見ても今では当たり前になってます。
スマホのボタンを無くしたから、防水加工が簡単になったり、パソコンからドライブを無くして、より安くて高性能なパソコンを作り出したり、無くすことで技術や性能を進化させているのです。
「やらないこと」を徹底して、脳の中にもスペースが出来れば、それだけ仕事やもっと重要な事が出来るようになります。
どんな時もプランBを考えておく。
第4章より引用
リスクマネージメントとして、もし失敗してしまった時に、代替え案を持っておかないと不安は付き物です。不満を解消するためにも、失敗した時のためにも何個か、プランを持っておきましょう。
本書の中で、「プランB」を登山にイメージして説明してました。
頂上を目指して登山するときに、天候が悪くなった時そのまま登るか?戻るか?判断しなくてはならない。
その判断の基準を決めておくのと、今進んでいる道以外にも、何個か頂上へ登れる道を知っておくことが大切です。
自分と対話する。
第9章より引用
ある登山家が遭難してしまい、そのせいで怪我をしてしまった時、先輩から言われた一言が「お前、山ばっかり見ていたんだろう?自分と対話しないとダメだ」という言葉でした。
これは登山やジョギングだけでなく、仕事においても自分との対話が必要です。
- 何をどう感じているか?
- どのぐらい疲れているのか?
- 体だけじゃなく、精神的にも無理してないか?
- 後どのぐらい頑張れるのか?
- 自分の状況を把握出来ているか?
自分と対話することによって、危険を回避するだけじゃなくて、疲れているなら少し休む、一旦違うことをしてみるなどを実行して、常にやる気を維持することが可能になってくるのです。
常に自分と対話をして、自分を把握しましょう。
小さな成功を恥ずかしがらずに喜ぶ。
第9章より引用
すぐやる脳を強化するには、目標を決めて行動して、その目標が達成出来た時に、どんな小さい事でも、きちんと喜ぶことが大切です。
この小さな成功体験を繰り返すことにより、脳の快楽物質であるドーパミンを分泌して、すぐやる脳が強化されていきます。
日本人特有の気質で、ちょっとした事で喜ぶことを、恥ずかしいと感じてしまう人が多いのですが、恥ずかしがらずにきちんと喜びましょう!
外国の方のオーバーにも見えるリアクションが、世界では当たり前のことで、日本人の気質が世界では非常識なのです。
私はブログを継続させるコツだと思い、記事が完成した時に喜ぼうと意識してます(笑)
1秒で脳を切り替える
第11章より引用
自分が忙しく仕事をしていた時に、上司や同僚から話しかけられると、今忙しいからちょっと待って欲しいなとイラッとしてしまいます。私はそうです(笑)
しかしどんなに忙しく仕事に集中していても、話し掛けられた人に嫌な顔せず、誠心誠意でその人から話を聞くという態度をとっていると、脳を鍛えることにもなります。
そしてその態度でいると、さらに周囲の人間関係も向上する良い効果があります。
仕事に集中している程、イラッとしてしまいますが、脳の回路を鍛えて「すぐやる脳」に成長するチャンスだと思い、話しかけられたら積極的に聞く体勢をとりましょう。
まとめ
やはり脳科学者 茂木さんの本は、本文に書いて有りましたが、読むと元気になります。
なんで元気になるんだろう?と考えてみましたが、きっと潜在意識の中にある問題を解決してくれているのだと思います。
例えば気付きでも書いた、「筋トレを継続する方法」という悩みがあり、軽く始めるコツを教えてくれてました。
脳ミソの使い方を教えてくれている一冊になります。