長年PlayStation4でゲームをプレイしてきましたが、電気代はいくらになっているのだろう?
知った上でプレイするのが、礼儀なような気もする(笑)更にPS4Proは消費電力も高くなっているので、電気代は更に高いはず!気になるので調べてみました。
電気代の基準
「電気代」を調べてみると公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会というホームページで、単価の目安を決めていることが分かりました。
そこには「新電力料金目安単価:27円/kWh」と決めたと記載されています。これを元に計算してきます。
因みに「kwh」=1ワットの電力を1時間消費したときの電力量なので、1時間の電気代が27円という基準ができます。
1Wの電化製品を使うと、1 x 27 ÷ 1000 = 0.027(1時間の電気代)になります。
公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会とは
それぞれの規約の運用を通じて不当な顧客の誘引を防止し、また一般消費者による自主的かつ合理的な選択及び事業者間の公正な競争を確保し、正しい商慣習の定着に資するとともに、社会的な信頼に応えることを目的に諸活動を進めています。
家電公取協さまより引用
家電を作るメーカーが集まって、消費者が家電を公平に購入しやすくするための協議会の様です。
この協議会が決めた1kwh=27円というのを元に、消費電力や稼働時間で計算すると金額が算出可能です。早速計算していこうと思います。
新旧PS4の違い
PlayStation4の型番は大きく分けて3種類の系統になります。それぞれ最大電力が違いますので確認していきましょう。
CUH-1000系
お持ちのPS4の型番で確認が出来ますが、この1000系(1000、1100、1200)は初期型です。(現在では製造中止になっています)
消費電力
- 「CHU-1000、1100」 最大で 「250W」
- 「CHU-1200」 最大で 「230W」
1200は消費電力を8%削減したモデルになってます。
1時間あたりの電気代を計算してみるとこうなります。
- 250W x 27kwh = 6.75円
- 230W x 27kwh = 6.21円
CHU-2000系Slim
従来のPlayStationとは違い、形もSlimになり消費電力も30%削減されたモデルです。これが現行のPS4になります。
Slim型はCHU-2000、2100、2200とマイナーチェンジが有りましたが、消費電力の変更有りませんでした。
- 2000型は最大で「165W」
これで計算をしてみると
165W x 27kwh = 4.46円 になります。さすが初期型から、消費電力を30%削減=電気代削減ですね!
CUH7000型Pro
ハイエンドモデル(上位機種)の、Proを見てみましょう。
Proも7000,7100、7200と3種類の型番があります。
消費電力
- CHU-7000、7100 最大で 「310W」
- CHU-7200 最大で 「300W」
Slimと比べると倍近くの数字になってます!びっくり(笑)そして計算してみると
- 310W x 27kwh = 8.37円
- 300W x 27kwh = 8.10円
電気代も倍!さすがProさまでございます(笑)
1ヶ月の電気代
各PlayStationの電気代を表にまとめました。同じPlayStationとは言え、3系統に分けて見ると電気代も全然違うことが分かります。
PS4系統 | PS4型番 | 最大消費電力 | 電気代 |
CUH-1000系 | CUH-1000、1100 | 250W | 6.75円 |
CUH-1200 | 230W | 6.21円 | |
CUH-2000系 Slim | CUH-2000、2100、2200 | 165W | 4.46円 |
CUH-7000系 Pro | CUH-7000、7100 | 310W | 8.37円 |
CUH-7200 | 300W | 8.10円 |
やっとこの表が完成して、やはりProの電気代は高い!と思ってましたが、よく考えてみると「最大消費電力」なので常にこの電気代にはならないのです!
室温が高くて冷却ファンが唸っている場合、リアルで美しいムービーを処理している時などは、上の表の数字になると思いますが、適温でそれほど負荷の掛からない状態であれば消費電力は100~140Wと言われています。
その数字で計算してみると1時間で3.78円になります。
140W x 27kwh = 3.78円
これを毎日欠かさず3時間プレイしたら
3.78円 x 3時間 x 30日 = 340.2円
そして50型の液晶テレビも同じぐらいの消費電力なので、合計で倍と考えて680円/月という結論になりました。
これなら家計を圧迫してないかな?。。。。いいよね?ね?(笑)
因みに同じソフトをノーマルPS4とPS4Proで遊ぶと、PS4Proの方が消費電力は抑えられます。ただしソフトのパッケージの裏に「PS4 PRO ENHANCED」と書いてあるソフトは、Proの方が高くなります。その理由はこちら↓
パワーアップされたPS4 Proの機能により、ゲーム体験が変わります。高精細、高画質、滑らかな描画、細やかな描き込みなど、PS4 Proがもたらすゲームの進化をご体験ください。PS4 Proで進化した体験がより実感できるタイトルを紹介します。
PS4公式ページさまより引用
PS4Proはよりキレイな画像を作り出そうと、電力を使って頑張ってしまうのです。
電気代を節約
節電グッツ
PS4で電気代を節約する方法は、使って無い時にコンセントを抜く!に限ります(笑)しかし何度も繰り返すもの、コンセントを痛めそうなので、このタップを使用してます。
最近、お義姉さん家のルーターがゲリラ豪雨に伴う雷で壊れたので、その教訓を活かしどうせ買うなら「雷ガード」付きのモノを選びます。
PS4の電源を切ると待機電力で0.4W消費されます(0.4Wx27wh=0.01円)微々たるモノですがチリも積もればということになります。節電を徹底したい方はこのコンセントを差して、使わない時は引っこ抜くのではなく、このタップのスイッチを切りましょう。
今回の計算してみましたが、実際の電気代は計測してみないと明確になりません。どうしても正確な電気代が知りたい方はこちらのワットモニターがお勧めです。
スタンバイモード
先程の表を見ると「最大消費電力」が書かれていますが、最大になることは稀です。その数字に一番近づくのがPS4の起動時になります。
こまめに電源を切って、立ち上げてを繰り返すと余計に電気代が掛かってしまいます。ちょっと関を離れる時は「電源を切る」ではなく「スタンバイモード」にすることをお勧めします。
スタンバイモードの消費電力は3.8Wなので、通常の起動しているよりもかなり低い数字に押さえられます。
熱対策
PS4を暑い部屋で稼働させていたり、密閉されたテレビ台の中に入れてしまうと、中の温度が上昇して冷却ファンが最大限に回転してしまいます。ファンを最大限に回すということは、それだけ電力も使用するので電気代も掛かってきます。
また私の持っているPS4Proも、ファンが唸りを上げて壊れてしまい修理に出す羽目になってしまいました。
この記事も書きましたが対策として、PS4の下に冷却ファンを置いてます。PS4のUSBから電源は取れるので便利ですが消費電力は上がります。しかし故障してしまう事を考えると、PS4のファンを全開にするよりは経済的だと思います。
まとめ
気になっていたPS4の電気代ですが、思ったよりも安くて安心しました。妻にはこの計算で約1ヶ月の電気代を報告しておきます。
3.78円 x 3時間 x 30日 = 340.2円/月
これで気にせずプレイ出来る(笑)
その後、運良く予約抽選に当選してPS5を手に入れました!PS5も電気代を調べてみたので記事にまとめました。