お釈迦様は六年間に渡り修行をして、悟りを開き
同時に「苦=ストレス」にも、永遠に続かないことを理解しました。
なので今、辛くても、解消される日が必ず来ます。
この本との出会い
樺沢紫苑先生の本で、紹介されていたので
Amazonの欲しいものリストに、ずっと入ってました。
離婚記事も書いている中で、当時の心理状況などを
もっと分かりやすく、解消出来る方法があるのか知りたくて購入しました。
目次・内容
○成功への第一歩はストレスに「負ける」こと
○キレる人は、なぜ朝よりも夜の方が多いのか
○ストレスに対抗する「秘密兵器」は一つじゃない!
○「心の場所」は、脳の中に“二か所”ある
○なぜセロトニン不足はうつ病を招くのか
○「不眠症」はセロトニンで解消できる!
○ストレス解消には「笑い」よりも「涙」だ
引用・気付き
報酬を前提にしていろいろな努力をする。
89ページより引用
ドーパミン神経の説明です。
報酬は何かと言うと、動物ならば餌となります。
人間の場合にも、食べ物はあるかも知れませんが(笑)
人に依って違ったり、その時により変化もするので複雑ですが一言で言うと「快」になります。
この「快」とは、地位や名誉、お金などのことです。
この快いを手に入れるために、頑張ろうと思えるようにドーパミンが分泌されます。
ここで注意が必要なのが、あまりに大きな目標を立てて失敗した場合です。
報酬が得られなくて、次に目標を立ててもドーパミンが出なくなるとことがあります。
出ないどころかストレスにもなりかねるので、大きな目標じゃなく
小さい目標をいくつも立てて、成功体験を覚える方がドーパミンを分泌しやすくなると思います。
1、クールな覚醒 2、平常心の維持 3、交感神経の適度な興奮
4、痛みの軽減 5、良い姿勢の維持
109ページより引用
「クールな覚醒」をしてくれるセロトニンは、うつ病に効果があると言われてます。
その他にも、この引用の効果があるそうです。
「平常心の維持」は、スポーツ選手が言っているのを良く聞きます。
「緊張を楽しめました」というのは
興奮しているけど、冷静に自分をコントロールできている状態です。
適度な緊張を持って、能力を発揮できる心の状態にしてくれます。
これができれば、どんな場面でも自分の力を100%出せます。
魅力的な機能なので鍛えたいですね!
セロトニン神経を、活性化させるのは主に2つあります。
1つは太陽の光、もう一つはリズム運動です。
132ページより引用
この2つを聞いて、樺沢先生が良く仰っている朝の散歩。
これを勧めている理由が、分かります。
朝、散歩すれば太陽の光を浴びながら歩くと言うリズム運動が
同時に出来て、効果も期待出来ます。
毎日やればトレーニングになり、セロトニンの分泌量が多くなりそうです。
散歩だけじゃなく、ヨガの座禅の腹式呼吸やガムを噛むことも
一定のリズムで行えば、セロトニン神経を活性化できます。
朝時間がなくても、朝ごはんの咀嚼を一定のリズムで行えば良いのです。
簡単にトレーニング出来ますね!
私たちは3種類の涙を持っています。
1つ目は基礎分泌の涙。目を保護するために潤している涙です。
2つ目は目にゴミが入った時に流れる反射の涙。3つ目は悲しい時に流す情動の涙です。
165ページより引用
この引用の3個目に書いてある、情動の涙がストレス解消の能力を持っています。
赤ちゃんが産声を上げているときは、涙を流してないのです。
その後、お腹が空いていたり痛みを感じると、ストレスを感じて泣き出します。
これは親にストレスを解消してもらうための、アピールをして泣いているのです。
なので、2番目の反射の涙になります。
しばらくして成長をしてくると、悲しみの涙や悔し涙から感動の涙に
涙も成長していきます。
情動の涙は脳内が、交感神経の緊張状態から副交感神経優位にスイッチングされるから
ストレス解消になるのです。
まとめ・感想
涙の成長というお話が、面白かったです。
情動の涙を流せるようになったのは、成長の証なんです。
自分の子供のときを思い出すと、転んで誰もいないと泣かないですが
親がいたり、誰そのストレスを和らげてくれる人がいると泣いてました。