9月9日に関東に上陸した台風15号。
一夜明けてから、停電になってしまいました。その停電生活の二日目です。
↓この記事の続きです。
会社も停電
冷房の無い暑い夜をなんとか超えて、二日目に突入。
会社も停電しているので通常業務は出来ない。復旧作業になる。
屋根が一部無くなったので、一先ずブルーシートを掛けようと
ホームセンターに買いに行くが「ブルーシート、ロープ、土のう袋、売り切れです」
という看板が立っていた。
広範囲の災害にあえば、必要なモノは皆同じ。
どうしようと考えて、デスクマットの様な透明のビニールシートを10m買って帰った。
1万円くらいしてしまう。高い買い物だが、その日の夜天気予報は雨だったのでしょうがない。
建物の応急処置が終わったところで、その日の仕事は終わりで帰宅する。
家に帰っても暑さに耐えることになる。
猫のイギーも暑そうにしていて、少し息が早くなり、ご飯も全然食べてない。
元気が無かったからか、今回は素直に抱っこされてくれた。
抱っこされながら、私の顔を見てくる。その表情を見ていると、複雑な思いになる。
保護されてウチに来てくれたのに、辛い思いをさせてしまって申し訳ない。
早く涼しい部屋にしてあげたいけど出来ない、無力な自分を感じてしまう。
妻にも遠くから私のところに来てくれたのに、申し訳なく悔しく思う。
冷蔵庫
停電になって、冷房の次に気になるのが冷蔵庫に入っている「食べ物」。
長期保存が出来なくなるので、少しでも長く持つモノが欲しくなる。
コンビニやスーパーに行って「パン」を買おうとするが
キレイに全品売り切れになっている。ここでも考えることは同じ(笑)
コンビニではお弁当など、すぐに食べれるモノもほとんど無かった。
冷蔵庫の中は、まだ少しヒンヤリするがこの温度も時間の問題。
飲み物を取ろうと冷蔵庫を開けたいが、中の食べ物を少しでも長持ちさせようと
いつも以上に開け閉めを機敏にする(笑)
しかし二日目にそろそろ整理をしようと、発酵食品や開封後冷蔵保存の調味料などを廃棄する。
停電から復帰するまでには、腐らないかも知れないという思いと葛藤しながら捨てる。
暗闇で良く見えないし、食べ物が原因で体調不良になったら
近くの病院も停電していて、行けるところも無い。安全第一を考えての廃棄。
せっかく買ったのにテンション下がるわー(笑)
洗濯機
二日目になってくると、洗濯物もたまってきていた。
この先も数日続くとなると、ここらで一回洗っておかねば!と思い立ち
近くのコインランドリーに行ってみた。
数店が休業中の張り紙がしてあり、シャッターが降ろされている。
やっと営業している店舗を見つけて、歩いて行って見ると長蛇の列が出来ていた!
このまま並ぶか迷うが、自分で手洗いした方が早いと思い家に帰って来た。
洗面台に水を張り、洗剤を溶かして数枚の洗濯物を入れてゴシゴシ、モミモミして洗う。
水を使うから少しは涼しくなるかと思いきや、気がつくと汗だくでの作業。
洗濯物は10枚ちょっとだったが、洗ってすすいで柔軟剤に漬けて脱水を4~5回繰り返す。
時間にすると3~4時間位経過していた。
最後の脱水を本気で力いっぱいやらないと、床に水がポタポタとたれてくる。
手洗い洗濯は、実は力仕事だった!
洗濯機はいつもこの数倍の量を、1時間位で洗って脱水までしてくれる。
そして脱水を遠心力で行うということを、発明した人は天才だと思う!
絞りすぎると洋服を痛めてしまうので、遠心力で行えばその心配もない!
素晴らしい~。
手洗いしてみて初めて分かる発明品。
人間はこの数時間を短縮出来るという「豊かさ」を手に入れたんだと思う。
どなたか分かりませんが、ありがとうございます。
夕食を作る
冷蔵庫が生暖かい温度で、保存している食材を早く使う為に
久々に私が料理をして、寝不足であろう妻を迎え入れよう。
作ったものは、卵焼き、シャウエッセン入チャーハン、塩麹豚肉を焼いたモノです。
サラダは妻に買ってきてと頼んだら、入手してきてくれた!
妻が帰宅して、暗闇の中ランタンに照らされた料理を見せたら喜んでくれました。
その夜は、手洗いと料理とクタクタでしたが前日よりも暑く寝室では寝られず
リビングの窓を全開にして、そのそばで横になってなんとかやり過ごしました。
夜に近くのスーパーへ行き、アイスを食べながらネット検索すると
4Gの文字とアンテナがバリバリ!数日ぶりに見る文字だけど感動すら感じる。
しかしこの停電がいつまで続くのか、調べたけどハッキリと分かる情報は無かった。
先が見えない不安もあり
肉体的にも精神的にも苦しいと感じる二日目でした。
三日目のきじはこちら