離婚後の精神的ショックから、回復するキッカケをくれたのは本でした。
キッカケをもらってから、心境の変化が有り徐々にいつもの自分を取り戻していきます。
孤独や不安と戦い成長した自分は、新たなる自分に思えました。
その時の心境を書いていきたいと思います。
↓この記事の続きです。
一番辛いのは自分と勘違い
本で救われた
前回の記事で紹介した、伊集院静先生のお言葉を読むまでは
離婚して孤独になった自分は、辛い思いをしていて
当然の如く世界で一番辛いと考えていました。
「人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている」
だから悲しんでいて当然で、より悲しまなければならない気がしてきます。
「悲劇のヒロイン」という心境です。
妻に「離婚しよう」と言わせてしまい、中学生の息子を傷つけて不安にさせてしまった。
この罪を背負い、一生償っていかなければならない。
そして周りからは、離婚された人と思われて生きていく。
どんどん暗い方向へ考えてしまい、自分は生きていても
この世界に何も良い影響を与えられない。存在しない方が良くて
初めて死んだ方が、良いんだと考えてしまいました。
そんな時にこの本に出会い救われて、大事には至りませんでした。
伊集院静先生には感謝しかありません。
友人も同じ心境
当時、一人暮らしをしていた時に、高校時代の友人も遊びに来てくれました。
この友人も離婚をしてから再婚をしてました。
離婚をしたとき、連絡を貰えず後から聞いてすぐに再婚してました。
多分私と同じ状況で、辛い時期があったはずですが、連絡を貰えず
何もしてあげれませんでした。
連絡を貰えなかったのは、頻繁に連絡を取っていなかったのが原因では無く
私が離婚を経験してないから、話しても理解してもらえないと思われたのかも知れません。
理解してもらえなくても、話を聞くだけで楽になると思います。
こういう時に、簡単に話せる相手や場所が有ると救われます。
離婚よりも辛いことはたくさんある
平然と生活している人々
先程の言葉で、やっと周りを見ることが出来て、当然のことですが
離婚した自分よりも辛い人がいることを知ります。
昔の哲学者ソクラテスのいう「無知の知」の様ですが
知らないことを自覚することで、辛いと思っていた気持ちが楽になっていきました。
たかが離婚しただけの自分よりも、もっと辛い状況を経験した人がいて
平然と普通に生活をしているのに、自分はいつまでメソメソしているんだ?
もっと辛いことでも、乗り越えているということが分かると恥ずかしく思い
同じ様に自分も乗り越えられるはずだと、勇気が出ました。
当時の私に一言
最近同僚からの話を聞くことが出来て、当時の私の様子を話してくれましたが
頬もコケて、ガリガリに痩せて、表情も暗く、見た目もちょっと不気味だった様です(笑)
そんな状態では、誰も近づきたく有りませんね。やっと冗談で話せるようになりました。
今なら当時の自分に言えます。
あなたの抱えているモノは何でしょう?他人と比べて、大きく辛いモノでしょうか?
しかし「第一回不幸世界大会」があったとしても、世界一位は決められません。
その不幸は、その不幸を抱えた人の感じ方で決まるのです。
不幸を不幸と決めつけているのは、あなた自信なのです。
身近な人も抱えている
身近にいても気が付かない
周りが見えてくると、身近な人ですら知らないことが多く
良く良く聞いてみると、最近までうつ病で通院していたとか、夫の親の介護をしていて
全然眠れなく体調を崩しているとか、色々なモノを抱えている人が多かったのです。
本当に自分の事しか見えて無く、一緒に働いているような身近な人のことすら
知ろうとして無くて、少し話しを下だけで色々抱えているということが分かりました。
これまでに読んだ本に「人は人に癒やされる」ことを知りました。
それまでは一方的に、まずは自分が癒やして欲しいとアピールをしていたんだと思います。
嫌われるタイプですね(笑)
他人を知ることから
それを知ってからは、人に癒やされるには、まずは他人を知ることから始まり
何か抱えている事を知り、自分が何か力になれることが無いか?考えました。
少しでも力になることが出来ると「ありがとう」と言ってもらえて
その感謝の言葉をもらえると、自己重要感が上がり自信を取り戻せるのです。
その事に気が付き、身近かな人から力になること考え
自分を回復していくのでした。