読書

書評・要約『ユーモアコミニュケーション』より良い人生を!

本『ユーモアコミニュケーション』

著者さまと話す機会があり、興味を持つ一冊になりました。

 

笑顔のような表紙も魅力的です(笑)

著者:草刈 マーサ(くさかり まーさ)

著者さまとは、同じライティングサロンに所属する仲間なのです。

そのサロンで実際にお会いして、お話をさせてもらいました。常にニコニコされていて、明るい表情からとても話しやすいかたでした。(さすが「ユーモア体質」です 笑)

会話をさせてもらっている中で、本を出版されていることを知り、内容が気になり購入させてもらいました。

 

このブログ記事を書こうと、著者さまのことを調べたら「肩書」が凄かった!

  • ユーモア コミュニケーショントレーナー
  • 米国ユーモア応用治療協会(AATH)公認ユーモアプロフェッショナル
  • CHP( Certified Humor Professional)
  • 傾聴を広める団体「アクティブリッスン」専任講師
  • NHK学園公認コミュニケーション傾聴士
  • ラフターヨガ リーダー
  • ニューヨーク州立大学 言語学部卒
  • 元ECC外語学院講師
  • ユーモアアカデミー卒
  • 2010年 ESUJ社会人ディベート大会 準優勝
  • 2013年 セミナーコンテスト東京大会優勝
  • 2013年 セミナーコンテストグランプリ 第3位
  • 2015年 トーストマスターズインターナショナル 日本語スピーチコンテスト優勝

私なんかが、気軽に話しかけて良いのか?と、躊躇してしまうような凄い経歴です。しかし、本人にそれを言っても、「凄い人ではありませんよ~」と笑われることが予想できます(笑)

4つ引用からの気付き・感想

著者さまはいつもニコニコしていて、話し掛けやすいかたなのです。しかし、この引用を読んで驚きました。

私はもともと「超」がつくほどの真面目人間でした。

p,5より引用

更に失敗したことをいつまでも引きずり、自分に自信が持てないと続いています。

信じられません!(笑)

会話の中でお聞きしたときも、「もともと暗かった」と話されてました。

信じられません!!(笑)

では、明るくなったキッカケはなんだろう?と読み進めると「アメリカでユーモアのある人たちに接したこと」と書かれています。

ということは、先天的に「明るい性格」を獲得して無くても、後天的に変われることができるのです!

私のように先天的に「暗い性格」に生まれ、「暗い家庭環境」の影響で、後天的にさらに「暗い性格」になっても(どれだけ暗いのか 笑)、この本を読んで「ユーモアコミニュケーション」を実践すれば、明るくなれるのです!

ユーモアセンスとは、面白いことを言うことではなくて、面白いことを見つけることなのです。

p,20より引用

「面白いことを言う」と、ハードルが上がり発言することが怖く感じます。

しかし、「面白いことを見つけること」というと、人それぞれ異なりハードルが低くなります。そして、自分とは違う角度や、新しい物の見方を知ることで成長にも繋がり、人と会話をすることの意味が広がります。コミニュケーションが楽しくなるのです。

 

心理学で有名なあの「アドラー」も、「全ての悩みは対人関係」と言ってます。ユーモアコミニュケーションで会話を楽しめるようになると、その悩みも無くなります。

この本は「ユーモア」を使って、より良い人生を過ごすためのヒントが書かれているのです。

関心と感心を持って教えてもらおうという態度で、遠慮しないで質問してみて下さい。

p,106より引用

アメリカでは「馬鹿な質問など無い」という言葉があるそうです。多民族国家ならではの言葉です。

一方、島国日本では「以心伝心」を始め、「異類無礙 (いるいむげ)」や「阿吽之息(あうんのいき)」など、喋らず意思疎通をするという意味の言葉が存在します。多くを語らずに、心で通じ合うことが美徳とされてきた文化なのです。

 

私もこの影響をバッチリ受けて、質問をするときには「そんなことも知らないのか」「質問内容の程度が低すぎる」と思われないか、恐怖すら感じていました。

だからこの引用した言葉は、心に刺さりました。

会話をしていて、分からないことをそのまますると、楽しい「コミニュケーション」にはなりません。理解できないと「ユーモア」も生まれません。

これからは「関心と感心」を持って「ユーモアコミニュケーション」を楽しみたいと思います。

「会話」と書かれたマグカップ

「ギルティプレジャー」直訳すると罪悪感のある喜び。

p,161より引用

他人にみられたら、馬鹿にされるようなこと。でも本人は好きで、どうしてもやってしまうようなことです。「わかっちゃいるけど、やめられない」ことと書いてありました。

ここで自分のギルティプレジャーを書こう!と、数日間考えてました。しかし、一つも思い浮かばないので、妻に聞いてみました。

すると妻がニヤッとして言ったのは、「お尻を掻く時の音が、ボリボリボリうるさい」ということでした。

ちょっと意味が違って弱い!(笑)しかもここぞとばかりに、憂さ晴らしをしている気がする(笑)

 

という訳で妻の「ギルティプレジャー」を公開します。

レストランの入り口などに展示されている、「食べ物サンプル」があると、絶対に触るのです。

本物かサンプルなのかを確認したくなるから?と聞いても、ハッキリとした理由はなく、ただただ触りたくなるらしいのです。

数年前のこと。中華料理屋さんの店先に、「酢豚」が置かれていました。

それを見つけた妻は自然現象のごとく、酢豚に手を伸ばしたのです。次の瞬間、指は緑のピーマンの下に潜り込み、第2関節あたりまで茶色のトロミがかかり、具材の一部かと思えました。

そうです!、その酢豚はサンプルではなく本物だったのです。

この「酢豚事件」以来、触ることをやめると宣言しました。

 

しかし、数日前、宣言も虚しく触っていたのです!

横浜のハンマーヘッドにある、「ありあけ ハーバースタジオ」に行きました。

店内に「ハーバー」のサンプルが置いてあります。視界に入ると、妻はプログラムされたかのように、一直線に向かい撫で回すように触るのです。

私が「やっぱり触るよねー」というと、妻は「あっ!」と慌てて手を引っ込めました。

無意識でやっているので、今後も必ずやります(笑)

『ユーモアコミニュケーション』まとめ

英語は苦手な私は、humor(ユーモア)をyou moreだと思ってました(笑)

しかし、これを訳すと「あなたをもっと」になります。この後に続くのは「知りたい」「笑わせたい」などなど、ポジティブな言葉ばかりなのは、私だけでしょうか?

 

過去は変えられないはずですが、ユーモアのメガネをかければ、過去は変えられるのです。

p,178より引用

変えられない悲しい過去も、笑い話にできれば楽しい思い出になります。

私も離婚を経験して、当時は辛く感じていました。しかし最近では、「バツイチ」をいじって笑いにできるようになりました。さらに、再婚もできたので「バツイチマルニ」と言ってます(笑)

 

「ユーモアコミニュケーション」は、誰もが笑う「面白いこと」を言うのではなく、「あなたと楽しい時間を共有したい」という気持ちが大切なんだと言うことが分かりました。

まずは目の前にいる妻や、会社の同僚や上司との会話を楽しみたいと思います。

後日、この記事を読んでくれた著者様が、私のことをブログで紹介してくれました。とても嬉しいので、リンクを貼っておきます。

Martha Kusakari「突然自己開示した理由」

ABOUT ME
アガイ
20代に婿養子になり、息子が出来てから離婚を致しました。 離婚ショックから回復した時の経験を書き 過去の私と同じ様に辛い思いをしている人を 少しでも楽にしたいです。