あなたは一日に、救急車を2度呼んだことがあるだろうか?
私はある。しかも最近、楽しみにしていた、大切な日に!
※食事中の方すみません。(食事しながらこの記事を読む方なんて、いないと思いますが 笑)嘔吐などの言葉が入ります。
Contents
お義姉さん夫婦が「来葉」
半年ちかく前から、楽しみにしていた日がやってきた!2月の連休である。
3連休に有給を付けて、4連休にしてやったのだ!私の「大いに楽しもう」という気持ちが伝わると思う(笑)
「来葉(らいよう)」という言葉
海外からのお客さんが来ると「来日」と言う。辞書で調べると「外国人が日本に来ること」と書かれている。
それでは「千葉県」に来ることは?調べると「来千」ではなく「来葉」となる。
他の県では、基本的に頭文字をとって使われる。しかし、山形(来形)、大阪(来阪)、長崎(来崎)、大分(来分)北海道(来道)は語末を取るタイプに分類される。
その他にも該当する「言葉がない」県もある。
「来」がつかない県
宮城、茨城、埼玉、東京、神奈川、山梨、愛知、石川、滋賀、和歌山、兵庫、三重、島根、山口、愛媛、宮崎
と、「博学な内容」を入れ込み、タメになる記事にしようとする狙い。バレているだろうか?(笑)
なぜなら、この後の内容が情けなすぎるからだ(笑)
楽しみにしていた「焼き肉トラジ」
毎年2月に、お義姉さん夫婦は遊びに来てくれる。しかし、ここ数年コロナの影響で、延期していた。そのため、待ちに待った久々の来葉なのだ。
2人は新幹線で来てくれるので、新横浜まで車で迎えに行く。合流したら、みなとみらいや中華街、赤レンガなどなど、観光の計画もバッチリ!
お互い予定通りの時間に到着して、無事に合流もできた。
まずは腹ごしらえ、ということで今回の目玉でもある、「焼肉トラジ」へ移動!
開店時間に合わせて、お店に到着する。
初めて入った「トラジ」は高級感あふれる雰囲気で、店員さんの対応も良くて居心地が良い。これは幸先が良く、この4日間は楽しく過ごせるだろうと予感。
しかし、その直後恐怖のどん底に、突き落とされてしまうのである。
料理が運ばれてきて、早速肉を焼き食べ始める。
焼かれた肉は「美味い!」ほんとに美味い。肉だけじゃなく、ご飯もスープも小鉢も全部美味い。
「一緒に食べる人によって、美味しさも増すよね!」なんてことを言ったような、言われたような。とにかくテンション上がる。
すぐに二つ目の肉を焼き、口に入れた直後だった。
食道に肉が詰まる。
飲み込んだ直後、肉が詰まる。息はできるが苦しくなる。
これまでにも、パンや焼きそば、大きめの薬やサプリ、唐揚げなどなど、胃に落ちていかずに途中で止まってしまうことがあった。
比較的パサパサしたものが詰まることが多く、焼き肉は初めてだった。
さらに、ここ数年、詰まることも無かったので、油断もしていたのだろう。
これまで少し身体を動かすと、胃に落ちていき何事も無かったようになるのだ。今回もそれと同じだろうと、皆に断りを入れ焦らずに席を立ち、ビル内を歩き回ることにした。
しかし、歩いてもジャンプしても変化なく、30分~1時間が経過していた。他の三人は既に食べ終わっているであろう。
楽しみにしていたのに、何をしているんだ俺は。。。
食道に肉をつまらせ苦しみながらも、情けないと自分を責めてしまう。
トイレでうずくまっていると、お義兄さんの声がする。
「大丈夫かー?」
個室から出て行き、「まだ、辛い」と答える。すると、背中をトントンと叩いてくれた。
少しすると吐き気を催し、洗面台に嘔吐した。
固形物は出なかったけど、お義兄さんのお陰でかなり楽になった。
「もう大丈夫!」と答えて「トラジ」に戻ることにした。
席にいた2人とも心配そうな顔をしていたので、「ごめんねー大丈夫!」と答え水を一口のんだ。
ドラマのように優しかった「救急隊員」
水を飲むと、冷たい感覚が胃に落ちていかない。まだ駄目だ。。。
一度目に呼んだときの状況
復活できたと思ったのに、まだ苦しい。ハッキリと分かる、飲み込んだ肉は、まだ詰まったままだ。
「まだ駄目だった!」と言い残し、席を立つ。大股に歩いてみたりしながら、トイレに移動する。歩いたり、ジャンプしたり、を繰り返す。しかし変化なし。
その間、体は飲み込ませようと、唾液をたくさん分泌して口にたまる。これを飲み込むと辛くなるという感覚がある。何も飲み込みたくないのだ。
時間が経過すると共に、喋るのも辛くなってきた。もうこれは、病院に行くしか無い。救急車を呼んでもうおう。
多分、救急車には妻が搭乗して、お義姉さん夫婦は新横浜に置いてけぼり。足も無いので新横浜から動けなくなる。
せっかく来てくれたのに、なんて仕打ちをしてしまうんだろう。という考えが頭をよぎる
しかし、完全に復活しなければ、お互いに楽しめないだろう。
覚悟を決めて、救急車を呼んでもらった。
その直後に、吐き気を催し吐くことができた。少し吐き出すと、楽になる。
そこへ救急隊員が到着。楽になってしまって申し訳無い気持ちでいっぱい(笑)
これまでの経緯を細かく説明することに。その間、妻にも「大丈夫ですよ~」と声を掛けたり、周りの人にも配慮してたり、救急隊員の対応はすごい。
説明を聞きながらも、体温計を測ったり、血中の酸素濃度を計測してくれた。
その結果、問題なさそうと言ってもらえた(笑)
救急隊員の方が言う。
「また具合悪くなったら、さっき呼んだからと言って遠慮しちゃだめですよ。すぐに呼んでくださいね!」
なんて優しい救急隊員さま!カッコ良すぎる。
何度もお礼を言って、救急隊員には戻ってもらった。
まだまだ許してくれないお肉。
救急隊員の方には申し訳ないが、帰ってもらった。
そして、もう大丈夫!と思い立ち上がってみた。すると、みぞおちの辺りの感覚は、変わって無いことに気が付く。
試しに立ち上がって、数歩歩いてみる。しっかりと感じる、まだ詰まっている!
「ごめん、まだ駄目だ。。。」
言うのも恥ずかしい(笑)でも言わない訳にはいかない。
その頃には数時間が経過していて、3人ともお店を出ていた。
心配そうに見つめられながら、多目的トイレにこもらせてもらう。
この苦しい感覚を取り除くには、もう病院に行って取り出してもらうしか無い!
「申し訳ないけど、もう一度救急車を。。。」
ということで、また救急車を呼んでもらった。
二度目の救急隊員が来る前に、多めにお茶を飲んでみた。
すると気持ち悪くなり、トイレから動けなくなる。
これだけの長時間に渡り、多目的トイレを占領しているのは、ボクかアン○○シュ渡○ぐらいだろう。
そんな超絶面白いことを妻に言おうと考えていると、嘔吐した。しかも固形物が、混ざっているのが見えた!出たのだ!
またしても、救急車を呼んだ後に(笑)
救急隊員の言葉に感動
2度目の救急隊員が到着する前に、お肉を吐き出すことができた。
その直後に救急車が到着して、動けるなら移動してもらえますか?と言われビルの外まで移動する。
救急車に乗り込み、色々聞かれる。今までの経緯を説明すると、大丈夫そうだと言うことになった。
最後の救急隊員の言葉に感動した。
「また駄目だと思ったらすぐに呼んでください。家に帰っても呼んでもらえれば、私では無いですが同じ志しの者が駆けつけますから」
私が独身女性だったら完全に惚れていた。いや、見つめ合う救急隊員がうなずいていたら、服を脱いでいたかも知れない。。。
こんなご時世で大変だと思います。あのときの救急隊員の皆様(3名x2回)、本当にお世話になりました。どれだけ心強かったか!
今回の原因は「うっまー!」とテンションが上り、早く食べたいという気持ちから、噛む回数が少なかった。飲み込むのが早すぎということです。本当にごめんなさい(笑)
今後は自分はリスだと思い込みます。前歯で細かく細かくしてから、奥歯ですり潰しゆっくり飲み込みます。
あーー、心の底から言いたい「なんて日だ!」