自分を責める

「どうやって部長になったの?」と聞きたい。

ネイビーのスーツを着る人

私の働いている会社には、「どうやって部長に」なったの?と思う部長がいる。

もしかしたら、どこの会社にもいるのかもしれない。もし良かったら、あなたの知っている部長と比べて欲しい(笑)

年末大掃除で目撃した赤ちゃん部長

サングラスをした赤ちゃんが浮き輪で浮かぶ

年末最後の出勤日は、毎年恒例の大掃除だ。

各自、PCやデスクを拭いたり、コピー機や棚のホコリを取ったり、壁を拭いたりしていた。

周りが大掃除でバタバタとしている中、総務の私は請求書を作成していた。

毎年のこの状況「お前も掃除しろよ!」という視線を、勝手に感じてしまう。

総務は年末でもあるが「いつもの忙しい月末」でもあるのだ!と誰にでもなく、自分に言い聞かせる。

なによりも、掃除が終わると帰れる日なので、誰よりも集中していた(笑)一年で一番集中する日なのである。

 

自分の机など拭いていると、同僚の常にイライラしている女性(通称イライラ姉さん)が「シュレッタ部長」に呼ばれた。部長の直接の部下なので仕事の話だと思っていた。

しかし、数分後イライラ姉さんは、さらにイライラした様子で雑巾を持って歩いていた。

「どうしたの?」と聞くとキッと睨まれ「あいつの机を掃除することになった!」と去っていった。

一瞬見えた怒り赤く染まった顔、それは「赤鬼」だった(笑)

 

過去にも色々な問題を発生させた「シュレッタ部長」は、その性格から多くの人に嫌われている。この記事を読んでもらえば、どんな人間か想像できると思う。

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その「シュレッタ部長」の机掃除を頼まれたのだ。イライラ姉さんの感情は簡単に想像がつく。しかし、なんだかニヤニヤしてしまう(笑)

非常に2人が気になったが(笑)、自分の掃除を終わらせることに集中した。

 

数時間後、掃除を終わらせると、あの2人はどうなったか非常に気になる(笑)100%興味本位で、部長の席へ行ってみた。

床にスプレーして掃除する

すると机の前に部長、それに指示をだす「赤鬼」が並んでいる。

手元を見ると机の引き出しから、物を取り出し拭いている。まるで我が子に、掃除のやり方を教えている母親に見える。我が子は年上のオジサンだが(笑)

 

前を通りかかったフリをして、嫌味を込めて言ってみた。

私:「机の中まで掃除なんて、まるでお母さんですね」

シュレッタ部長:「え、うん~」

赤鬼(イライラ姉さん):「(キッ!)・・・・」

またしても睨まれてしまった(笑)それよりも部長の「え、うん~」って返しはなんだ?状況を分かっているのか?

恥ずかしさを誤魔化すための「え、うん~」なのか、いじるんじゃねーよの「え、うん~」なのか、なんとも言えない返事がまた気持ち悪い。

自分の机の掃除もできなくて、部下に助けを求める「部長」なんているのだろうか?。。。と思いながらその場を立ち去った。

 

掃除が終わり一段落。帰る前にイライラ姉さんに、どんな状況だったのか聞いてみた。

整理整頓ができないので、机の上は物だらけ。引き出しも開けてみると、奥まで色々な物が乱雑に入っていた。

掃除を頼まれただけで整理整頓は頼まれてない。だから取り出した物を一つずつ綺麗になるように拭き、丁寧に元に戻していく。

汚れて整理整頓されてない机が、綺麗な整理整頓されてない机になったらしい(笑)

整理整頓されている机の上

引き出しにしまえない物は、机の上に置かれ、どんどん作業スペースが小さくなっていく。

整理整頓ができないまま、気がつくとA4の紙一枚くらいのスペースで、せかせかと作業をしている。効率が悪くなり、仕事も遅い理由がハッキリと分かる。

あいつは「どうやって部長に」なったの?という疑問を残し、年が明けていった。

パソコンのデスクトップも整理整頓できてない

パソコンのログイン画面

新年になり、仕事も始まったある日。

「シュレッタ部長」から内線で呼ばれる。

部長:「アガイくん~、ちょっと時間ある?来てくれないかな?」

私:「あ~、っはい」

 

部長の部屋に入ると、席を立ち座るように促された。

部長:「パソコンがネットに繋がらなくて、困っているんだ」

私:「あ、っはい、みてみます」

部長:「お願いします♪」

机の上に色々な物が置いてある。辛うじてマウスパッドには、何も置かれて無かった。

パソコン画面を見てビックリする。後ろの壁紙がほとんど見えないくらいに、エクセルやPDFファイルが置かれている。気持ち悪い(笑)

 

リアルな机の上も物が多くて、パソコン上のデスクトップもファイルで溢れている。部長の席に座るだけで、息苦しさを感じてしまうくらいだ。

乱雑な机の上

ドン引きしながら、嫌味を込めて言ってみた。

私:「すごいファイルの数ですね」

部長(ドヤ顔):「忙しいからね~」

私:「いや、整理した方が良いです」

部長:「う、う~ん。すぐ使うやつばかりなんだよ」

 

デスクトップにあるファイルは、40~50個ぐらいだろうか。全てのファイルをすぐに使うとは到底思えない。言い訳もショボい。

そして「ファイルの数=忙しさ」これがシュレッタの法則、じゃねーわ!!ドヤ顔で忙しさアピールする暇あるなら、整理整頓しろや!

 

気持ち悪さと怒りで、マウスを握りつぶしそうになる。しかし、モノに罪はない。

冷静にパソコンを再起動させる。立ち上げると何事もなく、ネットに接続されていた。再起動ぐらい試してから呼べよ。。。

「どうやって部長になったの!?」思わず声に出しそうだった(笑)

 

こんな部長のもとで、分かっていながらぬるま湯につかっている自分が悪いんだ。はやくこの場から離れなければならない!と誓った年明けであった。

ABOUT ME
アガイ
20代に婿養子になり、息子が出来てから離婚を致しました。 離婚ショックから回復した時の経験を書き 過去の私と同じ様に辛い思いをしている人を 少しでも楽にしたいです。