コロナウイルスの影響で会社の勤務時間が時間短縮になり、その分自分の時間が出来ました。そんな私でも時間は大切なので少しでも取り戻したいと思い、この本を手に取りました。
若い時は考えてなくて年齢のせい?とも思いますが、いまはハッキリ思います。お金よりも時間の方が大切です。
毎日仕事と家事に追われてる人にピッタリの一冊です。
著者紹介
著者:ちきりん
関西出身・東京在住の文筆家。「ゆるく考え、心地よく暮らし、自由に生きる」をモットーにしている。
日本のブロガー・著述家。ブログ「Chikirinの日記」でBLOGOSアワード大賞およびアルファブロガー・アワード受賞。「おちゃらけ社会派」と称している。 本名と顔を公表していない。
Wikipedia様より引用
著者さまのブログ「Chikirinの日記」も拝見させてもらいましたが面白い考察が沢山書かれてます。
目次
序章:「忙しすぎる」人たち
1章:高生産性シフトの衝撃
2章:よくある誤解
3章:どんな仕事がなくなるの!?
4章:希少資源に敏感になろう
5章:欲しいモノを明確にしよう
6章:まずは働く時間を減らそう
7章:全部やる必要はありません
8章:高生産性社会に生きる意味
終章:それぞれの新しい人生
表紙が優しいイメージで、書いてある言葉も「自分優先で生きる方法」など少し読むだけで癒やされます。
要約・気付き
高生産性シフト
今後、私たちの暮らす社会では、これまでに経験したことがないほど速いスピードで、しかもあらゆる場面でこの高生産性シフトが進みます。
第一章より引用
インターネットが登場してから、デジタル化による生産性が上がり仕事だけじゃなく生活面でも高生産性の波はきています。
生活面ですぐに思い浮かぶのはテレビです。視聴率が昔よりも落ちていると聞きますし皆さんもリアルタイムで見ることが減っていると思います。
それは録画した番組を自分の見たい時に見たいところだけ見れるという、生産性の高いサービスやデジタル機器が登場したからです。高生産性のテレビの見かたになったのです。
「生産性を意識すると、人生の希少資源である時間やお金を、自分が本当に手に入れたいモノだけのために使えるようになります。」
第一章より引用
資源と言うとお金ばかりに目がいきますが時間も資源です。
ウチでは妻が少しのゴミを見るとすぐに、掃除機を稼働させて掃除してました。
それを見て私は、掃除を自分でやるよりもお掃除ロボットを買って、毎日掃除してもらった方が生産性は高くなると思えるたので、ちょっとケチってルンバよりも安いブラーバを買いました(笑)こう考えるのは私だけじゃないはず!
掃除をやってくれるだけじゃなく掃除時間も買えるので、お掃除ロボットは売れているんです。
生産性の低い人の特徴は?
本書の中で生産性の低い人の特徴を上げてました。まとめると4項目になります。
- 長文メールを送ってくる人
- 人の時間を平気で無駄にする人
- 費用体効果を考えられない人
- 自分の目標が明確ではない人
ホリエモンがSNSで長文のメーッセージを送って来る人に対して「人の時間を取るな!」と怒った事があったそうです。まさに①に当てはまります。
仕事の時だけに限らず、普段の生活の中でもこの4つに当てはまらないようにしましょう。
生産性を上げる方法
まずは働く時間を減らすという考え。
- 1日の総労働時間を制限する・・・ダラダラと残業しないように決めましょう。
- 業務ごとの投入時間を決める・・・その業務にあった時間を使いましょう。
- 忙しくなる前に休暇の予定を立てる・・・終わりを決めておくと集中力もでます。
- 余裕時間を確保しておく・・・予期せぬ出来事に対応出来る時間も確保しておきましょう。
- 仕事以外もスケジュールに書き込む・・・仕事だけじゃなく私生活でも時間は限られてます。
子供の頃から「無駄遣いしちゃ駄目よ!」とお金の事は煩く言われてきましたが、時間の使い方を教えてくれる人はいませんでした。効率よく仕事をしようとする意識は有りましたが、この5個を今後は意識して生活します。
無駄な時間を減らす方法
1 すべてをやる必要はない!と自分に断言する。
「どうしてもやらないといけないこと以外はやらない」と決めると「それはどれか?」という優先順位を考える発想が生み出せ、「最初に、もっとも重要な仕事に時間を使う」という生産性の高い時間の使い方が実現します。
2 まず「やめる」。
「みんながやっていることは全部やる、効率が悪くても全部自分でやる」と考えていては、貴重な時間が生産性の低い仕事に奪われます。その結果、外注サービスを利用するための経済的な余裕が得られなくなってしまうのです。
3 最後まで頑張る場所は厳選する。
自分にとって重要じゃないと思える分野なら、ある程度のレベルに達したところで止めるのがいいか考える。逆にちょっとやるとすぐ上達するから、興味のあることはどんどん手を出す。
4 時間の家計簿をつける。
1日のうちに何に何時間を使ってるのかを「見える化」すると、無駄な時間も明確になり省ける。
生産性を上げるメリット
この様に仕事だけじゃなく生活の中でも生産性を上げていくと、ご褒美が有ると著者は言ってました。
- いつのまにか成長できていること
- やりたいこととそうでもないことが、明確に区別できるようになること
- 自分の人生の希少資源の使い途に関して、他人の目が気にならなくなること
生産性を求めると成長出来るのは魅力的すぎます。その他のご褒美もより生産性を加速させてくれます。
因みに生産性を上げるというのは、自分の好きなことも我慢して家事や仕事を優先して毎日ドタバタ、ギズギスした生活では無く、自分の人生の希少な資源を、本当に手に入れたいもののために最大限有効に活用する、自分の人生を取り戻すための方法論です。
まとめ
コロナの影響から「テレワーク」が流行ってますが、テレワークに慣れず家だからとダラダラと仕事してしまい、後から計算してみると通勤していた時よりも、勤務時間が増えているケースがあります。そんな時にこの本を読めば生産性を上げることを意識するようになり、問題が解決されると思います。