著者の尾藤さんを知ったのは
以前からTwitterで、チラチラとツイートを拝見させてもらってました。
そしてあるセミナー後の懇親会で、お会い出来て名刺交換もさせてもらいました。
一度会ったことがある著者様は、興味がわきます。
著者の紹介
尾藤克之 さん
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員東京都出身。代議士秘書、大手コンサルティングファームにて、経営・事業開発支援、組織人事問題に関する業務に従事、IT系上場企業等の役員を経て現職。現在は障害者支援団体のアスカ王国(橋本久美子会長/橋本龍太郎首相夫人)を運営。NHK、民放各社のテレビ出演、協力、経済誌などの掲載多数。近著に『波風を立てない仕事のルール』(きずな出版)。著書は10冊以上。経営学修士、経済学修士。アゴラ様より引用
検索して調べると、著者が凄い人だと実感してきて
テレビにも頻繁に出演されている、有名な方でした。
目次・内容
極意1:文章のゴールをはっきりと見極めるべし!
極意2:難解な言葉を使わず説明できる。それが文章のプロ。
極意3:鍵は文末にあり! 文末変化で文章のイメージはガラリと変わる!
極意4:最低限の文法を使いこなすことで、相手の理解度は加速する!
極意5:相手の心をがっちりつかむ「フック」に全力を傾けろ!三笠書房様より引用
引用・気付き
専門外の人にも通じる語彙(ボキャブラリー)を使うことです。
P,34より引用
自分と同じ業界の人と、話しをしているとその業界の人以外には何を言っているのか
分からないような言葉が、当たり前になってしまい
専門用語をどこでも使ってしまいそうです。
著者は雑誌、テレビ番組、ニュースをチェックし
一般に通じやすい言葉を、ノートに一つ一つ書き留めていたそうです。
このチェックをするだけで、自分の常識と思っている言葉と
一般に通じやすい言葉の差が確認できて、自分が使う言葉の調整ができそうです。
相手に理解してもらうことを頭に置いて、語彙力のある文章を勉強していきたいと思います。
謙虚さと曖昧さを混同してはいけません。
P,63より引用
書き手が自信の無いまま文章を書くと、その文章に出てしまい読む人に伝わり
魅力のないモノになってしまいます。
自信のない当たり障りのない文章は、伝わらなくなり心に刺さることもなくなります。
日本人の特徴で上から目線を、避けたいという気持ちが働くこともあるようです。
伝えたいことを決めて、自信を持って批判を恐れないで書かないと
間違った意味にとらえられ、誤解を招くこともありますので
恐れず書いていきたいと思います。
しかしブログの過去記事を見てみると、自信のなさを感じるような
文章があるので恥ずかしくなります(笑)
有効なのは具体的な数値です。
P,73より引用
本書の中では、人材採用のホームページや会社説明のパンフレットで書いてある
「風通しの良い組織です」という言葉を悪い例として書いてました。
この言葉だけでは、何がどのくらい、風通しが良いのか?分かりません。
この言葉を見て、応募しようとはなかなか思えません。
ではどうしたら良いのかと言うと、この引用の通り数値を入れることを
意識すると応募する人にイメージをさせやすくなります。
「年間有給消化率80%」など書かれていたら、少しでも社内の雰囲気をイメージできます。
まとめ・感想
これまで文章を書くための本を、何冊か読んできましたが
その度に新しい発見があり、今回も勉強になります。
「謙虚と曖昧さを混同させてはいけない」が心に刺さります。
因みに調べてみると
- 謙虚・・・ひかえめでつつましやかなさま。
- 曖昧・・・はっきりしないこと。確かでないこと。
と全く意味が違います。
自分の発信する文章で、確かでは無いことを書くのは
自信の無さに繋がります。しっかり調べて謙虚に書きましょう。