読書

《読書感想》君の膵臓をたべたい 住野よる著 泣きました!

本の君の膵臓をたべたい

「君の膵臓をたべたい」住野よる著 の読書感想です。

映画化もされてずっと気になる1冊でしたが、何処か女性向けの感動恋愛物語と思い、恥ずかしさもあり手に取りづらい1冊でもありました(笑)

この本との出会い

初めてこの本の名前を知ったのは「おぎやはぎさん」の深夜ラジオ「メガネびいき」でした。

矢作さんから小木さんに、泣ける本として勧めてました。この2人は嘘で話す人じゃないと思うので、ずっと気になっていました。そんな時に妻が購入したので、先に読ませてもらいました(笑)

 

著者はこちらの方

住野よる

高校時代より執筆を開始。

2015年に刊行したデビュー作『君の膵臓をたべたい』が大ベストセラーになる。

著書に『また、同じ夢を見ていた』『よるのばけもの』『か「」く「」し「」ご「」と「』『青くて痛くて脆い』がある。繊細な心理描写と圧倒的なストーリーテリングが読者の支持を集め、現在最も注目される新鋭。

THE BACK HORN×住野よる コラボプロジェクト公式サイト 様より引用

 

引用・気付き 8個

「一日の価値は全部一緒なんだから、何をしたのかの差なんかで

私の今日の価値は変わらない。私は今日楽しかったよ。」

p,14より引用

ここまで数ページを読んできたが、ハッキリと病名も書かれていない。しかし彼女と呼ばれている女の子は、膵臓の病気で死期が近いことがわかる。

そんな彼女だからなのか?元々なのか?わからないが、彼女の放つ言葉には重みや深みがありハッとさせられる。

 

死んだ日以降の日以外は、生きている日だから価値が一緒で、楽しい日だったんだから後悔することは何も無いよと言っていました。

「地味なクラスメイト」くん

p,20より引用

主人公である「彼」の名前が、しばらく出てこないのが面白い表現方法になってました。

 

少し物語が進むと、少しづつ呼び方が変化するものクスッと笑う箇所でもありました。彼女の病気を知ってしまう場面でも変化があり、それまでは「地味なクラスメイト」くんだったのが、秘密を知ってから「秘密を知っているクラスメイト」くんだった。

このアダ名のおかげで、彼と彼女との変化していく関係がわかりやすくなっていて、読んでいる途中でも、彼はどうやって彼女の秘密を知ったのだろう?と気が付くと「秘密を知っているクラスメイト」くんになる瞬間を知りたいと思ってしまいます。

普通なら彼女なりの冗談であろう「死ぬまで」に目が行くのだろうけど

僕は、むしろ後の部分が気になった。

p,51より引用

彼女の病気が深刻で死期も近いことから、彼女の病気ばかりに目がいくが、もしかしたら彼も結構重い病気なのかと心配させる場面でした。

 

この引用で言っている、彼が気になった言葉は「仲良く」だった。「死ぬまで」より「仲良く」が気になるなんて彼も重病じゃないかと?心配してしまう(笑)

リュックの中には、数本の注射器と

見たことのない量の錠剤、使用法の分からない検査機のようなものが入っていた。

p,122より引用

元気ハツラツな彼女の言動を見ていると、病気はウソか冗談で本当は元気な体で彼の気を引くためだった、そんなオチがあるのか?と想像して病気の事を忘れてしまいます。

 

そんなことを考えながら読み進めていた時に、この場面はそのそんな楽しい考えを吹き飛ばす威力がありました。主人公同様に心に言いようのない恐怖で満たされた気分になります。

これまで共病文庫でしか書いてなった病気が、彼女の冗談を含めた言葉では信用出来なくて、死ぬなんてウソだと思い始めていた自分に気がつく。

本当に病気だったんだ!

 

君が今までしてきた選択と、私が今までしてきた選択が私達を会わせたの。

私達は自分の意思で出会ったんだよ。

p,197より引用

彼が彼女に「偶然出会ったに過ぎない」と言った時の彼女の返し。

 

偶然というと誰にでも起こり得るもので、特別なモノは一切ない。しかし、偶然でも彼と彼女が出会った。他の人ではないこの2人が。

それは偶然では、足りない気がする。と思った直後の、この彼女の言葉は深く納得して共感を覚える。

 

お互いに惹かれ合っているのだから?(多分)偶然では寂しすぎると思う。

誰しも、ボクすらも本当は草舟なんかじゃない。

p,249より引用

流されるのも、流されないのも、僕らは選べる。彼女と出会い大きく成長した彼が見れた。

 

自分だけじゃなく「僕ら」としているところに成長を感じる。

 

草舟っぷりとしてでも、流れることをしっかりと選んでいるので、全て選んできたことが積み重なって今ここにいると考えられるようになっている。

 

これまでいくつもの選択があって、それを振り返るだけで泣きそうになってしまう。儚いものに感じる。

君の膵臓を食べたい

p,253より引用

これまでの物語を読んできて、題名でもあるこの言葉がでてくるとなにかドキドキしてしまう。

 

二人が出会った頃の会話で、他人の一部を食べるとその人の中でずっと生き続けるという話があった。

 

その頃は断っていたが今は、自ら食べたいという心境になっている。

そして、この後の物語は泣きながら読んでいたのでメモもできなかった(笑)メモをするよりも物語を読むことに集中してしまう。物語の最後まで止められなかった。

「と、友達になってほしんだ」

p,311より引用

人と関わらないように生きてきた彼の口から、こんなセリフが聞けるとは!

 

周りを頼りながら生きてきた彼女と、自分自身を頼りに周りに関わらない彼、正反対の二人が出会いお互いに惹かれて影響されていく。

 

彼女が「予定通り」だったら、2人はどうなっていただろう?病気が治ってたら?と色々と考えてしまう。

3個のアウトプットポイント

1,何をしたのかの差なんかで私の今日の価値は変わらない。p,14より引用

⇛生きている日の価値は一緒だと言っている。一日、一日を大切にしよう。

 

2,私達は自分の意思で出会ったんだよ。p,197より引用

⇛人との出会いは偶然じゃなく自分の意思で出会った。人との出会いを大切にしよう。

 

3,ボクすらも本当は草舟なんかじゃない。p,249より引用

⇛自分は意思のない草舟だと思っていたが、流れに流されることも

自分の意思を持って流されていた。流されることも自分で選べる。

まとめ・感想

ハリー・ポッター以来の小説を読了。やはり小説はメモしないで、一気に読みたくなる(笑)

 

この著者の本は、初めて読みましたが他の本も興味があり、読んで見たくなりました。

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アガイ
20代に婿養子になり、息子が出来てから離婚を致しました。 離婚ショックから回復した時の経験を書き 過去の私と同じ様に辛い思いをしている人を 少しでも楽にしたいです。