コロナ回復後の味覚臭覚障害で、今はコーヒーが水に感じる（笑）
回復してから2週間が経過した、今の味覚臭覚障害の状況である。
コロナ自宅療養の記事はこちらです。
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発症してから1週間で無味無臭に
療養生活を開始してから1週間が経過した頃。噂には聞いていたが、自分の身体にも味覚臭覚障害が起こる。何を食べても味はせず、何を嗅いでも匂いを感じられない。妻がお粥を作ってくれて「美味しい？」と聞いてくるが、残念ながら味は感じられず「温かくて食べやすいよ」（味の感想は無い）と言っていた（笑）
不安になるが考えても意味がないので、気にせず待つしかない。しかし発熱と食欲不振のタイミングに味覚がなくなるのは、強烈なコンボだった（笑）。このコンボを食らうと、何も食べたくなくなってしまい、水だけは飲んでいたがガンガンに痩せていく。なんとかしようと解熱剤を飲み熱が下がったときに、できるだけ多く食べるように心がけていた。
その後辛い期間を経て熱も下がったが、味覚臭覚の変化は感じられない。せっかく回復して、美味しい物が食べたいという気持ちになっているのに。味覚がもどったら、美味いものを食べまくってやる！と思いながら、今は「キーーイッ」と毛布の端を噛んで寝るしかない（笑）
ネットで調べると「一生治らない人も」などの記事もあり、怖くなるので調べ無いようにしていた（笑）
回復して2週間が経過した
仕事にも復帰して普段の生活に戻り、味覚は少し感じるが10段階でいうと１～２くらい。簡単で単純な味、塩っぱい、酸っぱい、辛い、甘いは多少感じることができるようになってきた。しかし臭覚は回復せず常に無臭。
衰えた体力と体重をもとに戻すため、たくさん食べることを意識した。貧弱な味覚で、少しでも美味しいと思えるものを探すしかない。そう思い色々試してみた。
美味しく食べれたモノ
お寿司 ★★★★★
回転寿司に行ってみた。寿司屋さんには強力な味方「醤油」がいる！そして酢飯とワサビも！（笑）塩っぱい、酸っぱい、辛いがあると美味しく感じれそう。食べてみると醤油と酢飯の味は感じたが、ネタの味は微妙で食感で分かる程度。そしてワサビはツーンとさせてくれた。いつもと変わらないワサビに、刺激なのか感動なのかちょっと涙する（笑）
トロピカーナフルーツジュース ★★★★
療養中から冷やして飲んで、美味しく水分補給もできてお世話になった。当初は濃厚なフルーツの味が楽しめたが、今はその時の半分くらいの味・匂いしか感じられない。薄めのジュースな感じだが、味は悪くなく栄養補給したい身体にも良いのでグビグビ飲んだ。オススメです。
サクレのコーラ味 ★★★★★
これは冷たくて酸っぱいと甘いを感じて、美味しく食べられた。そしてパチパチするラムネも酸っぱくて、パチパチ感覚も楽しい。ちょっとハマり何個も食べていた（笑）
明太子おせんべい ★★★★
これはお義父さんが心配して送ってくれた、愛情たっぷりの仕送りの一品。普段お煎餅は買って食べないが、これは辛さ+塩っぱいのが美味しい！明太子の風味は感じられないが、何枚も食べたくなる。
後日電話して、美味しかったとお礼を言うと「俺のお気に入りだもん」と嬉しそうに笑っていた。この嬉しそうな笑いに癒やされる（笑）ありがとうお義父さん！
味が感じられなかった食べ物
マクドナルド・ハンバーガー ★
普段食べると味は濃く感じていたが、この状態で食べてみるとビックリするくらい無味だった。ケチャプの酸味を少し感じるくらいで、その他は感じられず。唯一玉ねぎの食感は楽しめた（笑）チキンナゲットも食べたが、ソースの味が多少するだけで美味しさはなかった。
コーヒー 星なし
アイスは水、ホットはお湯のようである（笑）わずかに酸味は感じられるが、コーヒーの良い香りは全くせず、ブラックコーヒー好きとしては残念すぎる。カフェに行って、いつものように注文してしまったが、白湯のようだった（笑）回復してからのお楽しみにします。
サクレのオレンジ味 ★
コーラ味が美味しかったので、サクレはイケる！と違う味にも手を出してみた。しかしオレンジ味は冷たくてほんのり甘いだけだった。オレンジの香りはほとんど感じられず、期待していただけに残念。白桃もあるようなので回復したら食べよう。
ケーキ ★
わずかに「甘い」だけしか感じれず、全然美味しくない。スイーツ大好きだったが、全く食べなくなる。回復したらワンホールいってやろうかなと思う（笑）
梨 星なし
シャリシャリの食感に「梨」を感じるが、ほんの少し甘さを感じるだけだった。もしかしたら、きゅうりに砂糖をかけて出されても気が付かないかも（笑）
りんご ★
甘さは感じられ、微かにりんごの香り。しかしあまり良いりんごでは無く、パサパサしていた。そのためせっかく剥いたのに、妻はいらないと言う。「味が分からないなら食べろよ」という視線を感じ自分が引き受ける（笑）
カップヌードルシーフード ★
塩っぱさを感じるので、食べられる。ただシーフード感は何も感じられない。このタイミングでなぜノーマルじゃなく、シーフードにしてしまったのか？馬鹿な自分（笑）まだ食べるには早かった。しかも糖質を気にしてPROだった（笑）
色々食べた結果、単純な味でハッキリしているものが美味しく感じられた。さらに臭覚が大切ということが体験できた。
常に無臭で全く匂いが気にならないのは、一個ストレスがなくなるかも知れない。しかし食事をするときには、香りや風味を感じることが大切だった。塩っぱいなどに風味が加わることで、一つの味として作られたんだ！と実感。これを計算できる料理人って凄い。
味覚臭覚障害の少しでも早い治し方
コロナ療養の最終日、保健所の方に質問をしてみた。味覚臭覚はどのくらいで回復しますか？すると「回復には個人差があり、自然治癒しかありません」という回答だった。
そこで考えたのは、匂いを感じる神経を復活させるために、自分から匂いを嗅ぎにいくということ。何かを食べるときには、フガフガ匂いを嗅いで食べていた（笑）
この匂いのリハビリを行うことで、少しでも自分の治癒力を高めようとする狙い。思いつきで何でも嗅いでいたが、効果はあると感じた。
まとめ
感じられないものはしょうがない、無いモノではなく有るモノに注目しよう。今はわずかながらに感じられる、単純な味（塩っぱい、酸っぱい、辛い、甘い）に注目して楽しむ。そのため口に食べ物を入れたら、能動的に味や匂いを探しにいく。
もともと肥えてないバカ舌で、年中鼻炎で繊細な匂いも分からないバカ鼻であったが、味を探しに行く作業をしていると、以前よりも香りを感じることがあった。例えばクロックムッシュにのった少量のパセリや、スイーツにちょこっとのっていたミントなど。感じていても、気にせず食べていたようだ。
この作業を続けていると、そのうち舌と鼻が鍛えられ「いでよ！アイアンシェフ！」と妻に呼ばれそう。そして気分を良くさせられたまま、毎晩料理を作ることになる（笑）それだけは避けよう。そして今は滅多に味わえない、徐々に回復する感覚を楽しもう。
