この本との出会い
知り合いの方に「好きな本は?」と聞いてみたら
「ハリポッター!」と楽しそうに答えてくれた。
これまでハリー・ポッターの映画を、数本見たが「ロード・オブ・ザ・リング」と
混ざってしまい、ストーリーを見失っていた(笑)
それを話すと、本もDVDも持っているので、まとめて貸してくれるという。
ありがたいことです。全て借りました(笑)
J.K. ローリング
国籍:英国
専門:児童文学作家
本名:Joanne Kathleen Rowling
生年月日:1965/7/31
出生地:ウェールズ
学歴:エクスター大学(古典,フランス語)コトバンク様より引用
引用・気付き
ダーズリー一家と暮らしてほぼ十年が。。。。思い出すかぎり惨めな十年が過ぎた。
p.47より引用
11歳の誕生日を迎えたハリー。
1歳の時に、この親戚の家に居候するようになり
10年もの間、奴隷の様に扱われ、酷い仕打ちに耐えながら生活してきました。
読んでいると、このダーズリー家が憎くなります。
そして疑問も出てきます。
両親が殺さた不幸な親戚の子供に、そこまでの扱いをすだろうか?
その反動で自分達の息子を、甘やかしすぎて
その息子はワガママな子供に成長している。
しかし、ここでの10年間があったから
ハリー・ポッターは反骨精神を学び、勇敢な子供に育ったのかも知れません。
そう思うと、この一家には感謝しなきゃいけません。
突然ペチュニアおばさんが、かん高い声を上げた。
p.82より引用
このペチュニアおばさんのお姉さんが、ハリー・ポッターの母親なのです。
姉だけが魔法を使えて、恐れていて、そして怖がっていたんだと思います。
きっと、姉妹で比べられ姉だけが魔法が使えて
周りから差別を受け、イジメのようなこともあって魔法自体を恨むようになり
「魔法」と聞くだけで、拒絶反応を起こしてしまうのだと思います。
このハリー・ポッターの登場人物で、嫌われる人ベスト3には
入りそうな人ですが、そんな過去が有ると可哀想に思えます。
ニンバス2000だって!僕、触ったことさえないよ!
p.241より引用
ハリーの元に、ニンバス2000が届けられた時のロンのセリフ。
今まで、ひどい仕打ちを受けてたハリーが、最新の箒を手にするなんて!
このニンバス2000に乗って、活躍すると思うとワクワクしてきます。
でも、あんなに目立つように渡さなくても(笑)
マクゴナガル先生が、贔屓している事がバレて
周りから不満が出て、イジメられそうで心配してしまう(笑)
スネイプ先生がスリザリン寮の、マルフォイを贔屓している様に
マクゴナガル先生はグリフィンドールの寮長だから、気になくて良いのかも知れません(笑)
早くこの箒に乗った、活躍が見たいところです。
たとえ愛した人がいなくなっても、永久に愛されたものを守る力になるのじゃ。
p440より引用
ヴォルデモートとの戦いから一夜明け、ダンブルドアに言われた言葉。
母親は1歳だったハリーに、最強の魔法「愛」を掛けて守っていました。
唯一悪に対抗できる手段で、母親はハリー・ポッターだけを守ろうと
命を犠牲にして、その魔法を掛けハリーは1人生き残ったのでしょう。
ヴォルデモートの「悪」に対抗出来たのが、母親の「愛」だったのは美しく感動でした。
しかしハリーは、まだ子供で非力なのが、更に心配になります。
攻撃されそうになって、そのまま気を失っていて、運良く助かったという気がします。
早く成長して、偉大な両親から受け継いだ魔法の力を見せて欲しいです。
この一年間、スネイプは君を守るために全力を尽くした。
p.441より引用
まさかのどんでん返しです。
あの憎っくき「スネイプ」が守ってくれていたなんて。
そして、反省ですね。読みながら、相手をきちんと確認せずに敵意を出してました。
それまでの、気になってた事を全て説明してくれました。
仲良くなった訳じゃないが、助けてくれていたことには感謝です。
それでは、何故ハリー・ポッターを睨んだり
その時に、額の傷がうずいたりしたのだろう?
この理由も気になりながら、次の本に進みます。
感想・まとめ
正確なストーリーを知らなかった私は、ハリー・ポッターが
魔法学校に通い、成長して大きくなったら
魔界に住む、魔王を倒しに行く話だと思ってました。
ロード・オブ・ザ・リングと混ざっているかな?(笑)
この本1冊で一年話が進む様で、次のお話になるたび
ハリー・ポッターの誕生日になり、成長をも楽しめる様になってます。
そして、あとがきに著者のJ・K・ローリングの言葉で
読書体験を子供に、与えることができたのが何より嬉しいという。
P.461
と書いてあった。
そして、「貧困と心労のため深いうつ病になり、「自殺も考えた」ことがある」
著者のドン底からの、復活を出来た作品でも有るようです。
そこから、子供たちの事を考えたセリフで、感動してしまいました。
次回作が楽しみです。