5月になりましたが今年も緊急事態宣言中のGWとなりました。いかが過ごされたでしょうか?
我が家は、妻の実家に数日間、引きこもることにしました。しかし休み明けにまさかの事態になったのです。
4月読了した本
GW開けに濃厚接触者
GW開けに妻がコロナウイルスの「濃厚接触者」になってしまったのです。詳しくはこちらの記事に書きました。
コロナ感染の疑いで自宅待機になりました。GWに続き家にいる時間が、延長になりました。家にいて時間があるということは、読書も捗ると嬉しくなります。
しかし家にいると、サッシの掃除をしたいな、歯磨き粉が切れそうだから買い物リストに入れなきゃ、洗濯物を取り込んで畳まなきゃと、余計なことが頭に浮かんでしまいます。気がつくと文字を、目で追っているだけの時間があります(笑)
というわけで、今回の自宅待機でも積読は減りませんでした。カフェにも行けない自宅待機は、辛いですね(笑)
4月は11冊
4月は11冊という結果になりました。私の好みでランキングです。
- 『バッタを倒しにアフリカへ』 著者:前野ウルド浩太郎
- 『世界一ふざけた夢の叶え方』 著者:ひすい こたろう、菅野一勢、柳田厚志
- 『マネーロンダリング』 著者:橘玲
- 『ミライの授業』 著者:瀧本哲史
- 『もものかんずめ』 著者:さくらももこ
- 『料理なんて愛なんて』 著者:佐々木愛
- 『童話作家になるための本』 著者:日本児童文芸家協会
- 『実践!世界一ふざけた夢の叶え方』 著者:ひすい こたろう、菅野一勢、柳田厚志
- 『星を継ぐもの』 著者:ジェイムズ・P・ホーガン
- 『ポジティブ・チェンジ』 著者:メンタリストDaiGo
- 『エッセンシャル思考』 著者:グレッグ マキューン
4月までで39冊になりました。この冊数を書くことが貯金しているような感覚で、完全に自己満足です(笑)増えていく数字をみるのは楽しい。
これまで読んだことの無い分野で『童話作家になるための本』を読みました。その本の中で心に響いたのが「ひたすら書き続ける意思」と「真摯に励まし合う仲間」が大切と書かれていました。
これは童話だけじゃなく、小説や文章を書くことに通じる言葉だと思います。
『バッタを倒しにアフリカへ』要約・気付き
このふざけた表紙からこの題名で、内容もぶっ飛んだ物語かと思いきや、とても熱い情熱を感じる内容になってました。この表紙の理由も、読むと理解できます(笑)
バッタの研究
著者 前野ウルド浩太郎はバッタの研究を行っています。と言われてもピンとこないですが、実はバッタの大量発生による作物への甚大な被害が、定期的にアフリカで起こっているのです。この被害を食い止める研究をするということは、アフリカで暮らす人々を助けることになるです。
いや、今後の世界人口の増加を考えると、助けられるのはアフリカの人だけでは無く、世界中の人かも知れません。それは世界人口は今のまま増え続けると、2050年に93億人に達すると言われ、人口が増えて問題なのが「食料不足」だからです。
もしかしたら、食料危機を乗り越えるため、今後バッタを「倒す」研究ではなく、食料として「増やす」研究になるかもしれません。ちょっと怖いですが(笑)バッタの生態を理解するのは、どちらにしても今後重要な研究になるのです。
舞台はモーリタニア
単身でアフリカのモーリタニアに乗り込みます。私は初めて聞いた国名です。調べて知ったのですが、正式には「モーリタニア・イスラム共和国」になります。
この国は、日本と意外な繋がりがあります。日本で食べられている「タコ」の3分の1が、モーリタニア産なのです!しかし本書にも書かれていましたが、現地の人はほとんどタコを食べないようです(笑)
モーリタニアは、言葉が通じないどころか、日本人もほとんどいないのです。そんな環境の中、バッタとの戦いを繰り広げるという実話がとても魅力的です。当時撮影された著者の写真も多く掲載されていて、バッタとの戦いや、現地の雰囲気を味わうことができます。
写真の中には大量のバッタも写ってます。私はちょっと引いてしまったのでご注意を(笑)
まとめ
題名の「バッタを倒しに」から、バッタを駆除するシーンが多く登場すると思っていました。しかし、倒すのではなく大量発生のメカニズムを研究するため、モーリタニアを走り回るのです。
現地の人は早く駆除しようとするが、著者は不謹慎ながら研究をしたいと思い大量発生追いかけ、もっと大量発生して欲しいと祈ってました。自分の研究の為に、誰かが犠牲になるという、研究者ならではの葛藤も描かれていました。
好感が持てると思ったのは、最終的に大成功した自慢話ではなく、失敗話が多く書かれている点です。蛇に噛まれて足が大きく腫れたことや、大きなカゴを作ったら錆びて腐敗させてしまった話などの、大失敗がたくさん書かれています。
いくら大きな失敗をしても諦めず、その度に成長してく姿に心を打たれて、気がつけば著者のファンになり応援してました。そんな著者だからこそ、支援してくれる人も多く現れ、大成功に繋がっていくのだと思いました。
読んだあとにストーリーを思い出しながら、表紙の写真を見ると不思議とカッコ良い!と思えてきます。しかし、しばらく見ていると笑ってしまいます(笑)
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