日記

ランニングホームランでお小遣いGET!

野球の点数ボード
鬼コーチの厳しい練習

少年時代の私は、地元の少年野球クラブ「コンドルズ」に入っていた。

水曜日、土曜日に練習して、日曜日に試合という流れ。

 

今思えば、各チームの監督、コーチの大人達が

子供達の為に、連絡し合ったりしてくれていたんですな。

ありがとうございました。

 

真夏の暑い日に、差し入れでもらった

ポカリスエットの、生き返るような美味さ。

練習帰りに駄菓子屋に寄り道して、皆で食べたガリガリ君の味。

ちゃんと覚えているなー。

 

粉ポカリで親が作ると、薄くて不味かった事(笑)

毎日、赤いコカコーラを飲んでいた、ポッチャリでキャッチャーのアベちゃん。

中学生で、糖尿病になったとか噂を聞いた。大丈夫かな?(笑)

 

しかし、練習の内容より、飲み物、食べ物しか覚えてないのか。。。(笑)

 

入ったときは、厳しいコーチがいて強いチームだったが

その鬼コーチが辞めてから、弱体化していってしまった。

 

当時のサッカー人気に押されてなのか、時代の流れなのか

入団してくる子供が、減ってきていて

それに加え、辞めていく仲間も増えてきた。

鬼コーチの厳しい練習が、原因で辞めていく仲間が多くなり

辞めてもらう、流れになってしまった。

今思えば、パワハラだったのかも知れない(笑)

 

それからは、ゆるーい練習になり

ラクビーをしたり、サッカーをしたり

テキトーな練習になっていった(笑)

いつものキツイ練習が無くなり、怖い鬼もいなくて

そして遊び半分の練習で楽しかった。そりゃ弱体化する(笑)

 

自分の父親が監督に

そんな時に、自分の父親が監督になったのだ。

野球好きなのは知っていたが、子供も好きだった様で

父親の監督時代は、自分が卒業して辞めてからも

数十年と継続していた。

 

最近になって、何か問題起きたら怖いから

辞めてほしいと、お袋からのお願いもあり

他の若いコーチに任せて、監督を辞めた。

その時点で、70歳を超えていたと思う。

お疲れ様でした。

 

弱体化したコンドルズは、負け癖が付き

毎回負けていた。

いつからか、周りのチームからも弱いと馬鹿にされ始め

対戦するチームは常に、楽勝ムード。

 

ある日の日曜日、試合の日。

私は父親が監督という、親の七光の力を使い

キャプテンでファースト4番。落合か!?(笑)になっていた。

 

打順3番は、中学の卒業アルバムで

鋭いガンを飛ばす様になるヤマちゃん。

そのヤマちゃんがヒットで出塁。さすが長打力がある。

 

そして、4番の私。

ヤマちゃんのヒットを見て、私も打てるイメージが湧いた。

そして球が止まって見えた。(ウソ)

まぐれ的な当たりは、レフトとセンターの間を真っ直ぐに飛んでいく。

 

大きな当たりで、外野の選手がモタツイていたらしい。

1塁2塁を周り、3塁のランナーコーチを見ると

グルグルと腕を回していた!

スピード緩めずに、そのままホームイン。

 

やっとピッチャーに球が帰って来ていた。

初めてランニングだけど、ホームランを打てた!

嬉しかった(笑)

そのホームランの点数もあって、試合は久々に勝利することが出来た。

 

その夜、父親に呼ばれて行ってみると

父親の大ファンの巨人が、勝っているテレビ画面を見ながら

ニコニコして、今日のランニングホームランの事を褒めてくれた。

ランニングでもホームランだぞ!と。

 

そして財布を取り出し、1,000円くれた(笑)

今までで一番うれしいお小遣いだった。

 

ABOUT ME
アガイ
20代に婿養子になり、息子が出来てから離婚を致しました。 離婚ショックから回復した時の経験を書き 過去の私と同じ様に辛い思いをしている人を 少しでも楽にしたいです。