私アガイは、20代でめでたく結婚出来まして、婿養子になりました。
すぐに息子が誕生してくれて、幸せな結婚生活でしたが
40代になろうかと言う頃に「離婚しよう」と言われ、家を出ていくことになります。
数年後に再婚出来て「離婚ショック」から回復しました。
当時の事を思い出し、「我が子との別れ」の時にミスった事を書きました。
この記事を読んだ方が、同じ様なミスをしませんように!
↓この記事の続きです。
最後の言葉を間違えた!
私は結婚と同時に婿養子になったので、離婚するとなるとそれまで家族と一緒に
住んでいた家を1人で出て行く事になり、新たに部屋も借りなければなりません。
すぐに部屋も探し、引越しも完了して
秋にあった3連休の初日に、家を出ていくことに決まり当日を迎えます。
朝起きて心の中はドキドキして一大事だったけど、いつもの様に装い
いつもの様に朝の準備をして、いつもの様に玄関に立ちます。
一歩外で踏み出ると、子供(当時中学生の息子)が泣きながら外へ出てきてくれ
無言で近づいて来てくれたので、私も泣きながら力一杯抱きしめました。
自分の子供と何度も抱き合うのは、離婚したお陰かも?(笑)
この時失敗してます、それは抱き合った時に気の利いた言葉が何も浮かばす
私の口から出た言葉は「じゃぁな!」でした。
絶対に「じゃぁな!」ではない(笑)謝罪の言葉を最後に残すべきだった。
子供に説明せずに出ていく
離婚の理由の中に、自分の子供が入る事は一つも無い。全ては自分達、親の都合。
それなのに、子供の生活はガラッと変わってしまう。
一緒に住んでいた父親が、急にいなくなったときに
自分の人生がこれからどうなるか、不安に思わないはずがない。
また周りから哀れみの目で見られ、孤立して寂しくなる事もあると思う。
想像するだけで、申し訳ない気持ちになる。
そんな彼の気持ちをかなり遅くなったが、ようやく考えることが出来た。
謝りたいと思ったので、すぐにLINEをしてみると
「もう忘れたから大丈夫」と言われてしまう。
当時まだ話をしても、理解してくれないと思いキチンと説明もせずに
家を出ていってしまったのに、こんなに優しい言葉をくれて息子に泣かさせれしまった。
子供には説明するべき
統計:子供に説明したか?
ある調査結果の項目の中に「離婚の説明を子供にしたか?」というモノがあります。
70%の人が説明を行ってます。当然な結果でしょうか。
私は子供にちゃんと説明せずに、家を出て行ってしまいました。
それが原因で、家を出て行った私を「何故出ていったのか?」という疑問から
恨んでいた事もあったと、数年後に告白されました。
また子供が小さいから、話しても分からないかと思い
もう少し大人になってから、話をすれば分かってくれると勝手思ってました。
反省と後悔です。
統計:意見聞いたか?
そしてこんなデーターも有ります。
離婚した時に、子供が自分の意見を言えたか?
自分の意見をキチンと、親に伝えられた子供は28%しかいません。
言いたい事はあっても言えなかったのが3%、そもそも聞かれ無かったのが65%です。
この場面でお互いに話し合って、完全に納得する答えが出ることは
難しいのかも知れませんが、何も言えず自分の人生が大きく変わるのは悲しいです。
私のように後悔しないように、子供がどんなに小さくても話をしてあげてください。
統計:受け止め方
次のデータは、子供が離婚をどの様に受け止めていたか
離婚に対する考え方の変化を、表示させたモノです。
離婚時には、「賛成」と「仕方無い」と納得している方が40%と少しでしたが
時間が経過すると、考え方が変化していき60%を超える数字になってます。
離婚時のショックを受けてから、新しい家庭環境への変化や生活リズム等に順応して
少しづつ現実を受け入れて、気持ちが整理出来たということです。
大人の私でも、離婚には精神的なショックがあり回復するまでに、
相当な時間が必要になりました。
私の子供も会ってくれてましたが、話し合う余裕もなく説明が無かったので
離婚して数年後、高校生になった息子に「なんで見捨てるの?」と言われた事もあり
私がいない時間、彼は苦しんで考えてそう感じてこの言葉が出たのだと思います。
二十歳になった息子に、離婚した時の私の気持ちや原因、息子に原因は無い事も
全部話し息子の言いたい事も全部聞いてからは、以前の馬鹿な親子に戻ってます(笑)
反省して「罪」を貯めた
離婚をして一人暮らしを初めてから、孤独と不安しかない毎日に余裕が無くなり
自分事で精一杯になってしまい、更に自分の子供の事は「良い息子」だから大丈夫と
あまり心配もしてあげれて無かった。
連絡してもいつも明るく返してくれて、少しも辛そうな雰囲気を出さなかった息子は
私もよりも強く、大人だったんだと思えます。
彼も彼なりに頑張ってくれていて、そんな気持ちにも気付けない情けない父親でした。
離婚して数カ月後、子供が二十歳になる時に向けてなにか自分に出来ることは?と思い
お祝いをあげるために、貯金をしようと決めました。
百均に貯金箱を買いに行くと「罪」と書かれたモノがあり、その時の自分の気持ちに
ピッタリでこれだ!と思えました(笑)
成人式までは思いっきり「罪」を感じて貯金をします(笑)
息子にお祝いとしてあげたら、もう罪を感じないと宣言をして
その貯金箱を開けて捨ててもらいました。おめでとう!俺も息子も!(笑)
説明しなくても分かってくれると
離婚して自分が一人になった時は、生きるのにギリギリで
息子のことを、考えてあげられなかったことを後悔してます。
もし同じ状況にいる方いましたら、子供が傷ついていることを
孤独を感じていることを、将来が不安だらけになっていることを
自分のことよりも、第一優先で考えてあげてください。
普段、些細なことで怒られた経験から
親が離婚すると聞いた子供は、真っ先に自分が原因だと思いんでしまいます。
子供には何も原因が無いことを、まず話して謝りましょう。
私と同じ様な後悔はしませんように!