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《読書感想》ゼロ ゼロから一を足す作業 著:堀江貴文

草原にある牧草に乗る犬

堀江貴文さんの少年時代を知りたくて購入しました。

どんな環境で、教育方針がどのようなものか?何を感じて成長すると、あの堀江さんの様な天才になるのだろう?とホリエモンが完成する過程に興味津々でした。

 

予想とは違う内容に驚き、夢中になって読んでました。

そして読み終えると、堀江貴文さんを益々好きになっていきます。

本の紹介

2013年11月1日に出版された本です。

著者の堀江貴文さんが、二年半の刑期を終えた後に出されて、「マイナスではなく、ゼロに戻るだけ」という一文が、その時の状況を言っているんだと思ってました。

そこには、どんな失敗でも「元に戻るだけで、マイナスは無い」という意味もあり勇気づけられます。

目次

第0章 それでも僕は働きたい
第1章 働きなさい、と母は言った──仕事との出会い
第2章 仕事を選び、自分を選ぶ──迷い、そして選択
第3章 カネのために働くのか?──「もらう」から「稼ぐ」へ
第4章 自立の先にあるつながり──孤独と向き合う強さ
第5章 僕が働くほんとうの理由──未来には希望しかない
おわりに

引用と気付き 5個

今の子供達が羨ましい。

p,53より引用

私が一番気になっていた、貴文少年の生活や教育方針が本の前半に書かれています。

そこには想像を絶する、過酷な環境が書かれていて、初めて知る堀江さんの少年時代の話にドラマの様な感覚を持ち、のめり込むように読みました。

田舎の風景

福岡県南部の山間部に位置する、八女市に生まれる。

仕事人間の昭和サラリーマンで有る父親と、頑固で気性の激しい母親の元に育ち、何よりも仕事優先の家庭で、授業参観は一度も見に来て貰った事が無かった。

貴文少年も気がつくとそれが当たり前になっていて、「仕事」に対する考え方の土台になっている。

 

そんな環境の中育っていった少年ホリエモンが、見たり触れる文化や教養は、唯一家にあった百科事典だけだった。

田舎で友達の家に、遊びに行くにも時間がかかるので、家で百科事典を読むようになる。情報が欲しかったから、図書館の本よりも百科事典を読み知的好奇心を刺激していた。

本文にも書いてある通り、本人も認める「情報ジャンキー」だったので(笑)、産まれたときからインターネットがある、今の子供に対して羨ましくなってました。

七色の綺麗な画面のパソコン

人としてのノリの良さ

p,101より引用

チャンスは平等に、誰にでも流れてきます。そのチャンスが目の前に来た時に、しっかりと飛びつけるか?飛びつけないか?それは「ノリの良さ」で決まります。

 

大学生になった貴文青年が、友達からヒッチハイクに誘われて「面白うそうだ」と思ってすぐに参加しました。

ヒッチハイクでは、知らない人に声を掛けて、車に乗せてもらい次の目的地まで移動する事を繰り返し旅をしてました。車に乗せて貰えるのは約1割の成功率。

沢山の車のミニチュア

実はホリエモンは、30代半ばまで女性と普通に会話することが出来なかったそうです。一人っ子で男子校卒ということもあり、女性にコンプレックスが有りました。私も似たようなコンプレックスを持っていたので、ここも共感出来るポイントでした(笑)

 

ページが前後しますが、そのコンプレックスを克服する引用です。

自信を形成するための「経験」が、圧倒的に不足していた。p,94より引用

経験とは、経過した時間ではなく、自らが足を踏み出した歩数によってカウントされていくのである。p,95より引用

ただ時間過ぎて行けば、何も経験していない大人になり、女性だけでなく新しい仕事に対しても、やった事が無いとコンプレックスを持ってしまいます。

何事も興味が湧いたらチャレンジして、経過させる時間ではなく、経験する時間にしていかないと!と思わせる言葉でした。

そんな人見知りで田舎者と思っていた貴文青年が、知らない人に声を掛け車に乗せてもらうという、小さな成功体験を繰り返すうちに、自分に自信が持てるようになっていた。その貴重な経験で貴文青年は大きく成長出来て、その後の営業力にも影響していく。

この友人の誘いを面白そうだと思えて、参加出来る「軽いノリ」が大切だった。

人生は毎日、何かを選択していてその連続。目の前に来たチャンスを選択して、飛びついたから今がある。ノリ良く飛びついていこう!

仮説を立て、実践し、試行錯誤を繰り返す。

p,126より引用

ホリエモンは、2011年4月に、懲役2年6ヶ月の実刑判決が確定されて、6月20日に長野刑務所へ収監されました。その刑務所にいた時のお話です。

収監されている間の労働では、紙袋をひたすら折っていくという単純な作業だった。その中でも常にどうすれば早く折れるか?を考えて創意工夫し続け、単純な与えられた仕事も自分の仕事として楽しんで取り組んでいた。

ヒントが浮かんだ様な電球

仕事に対する考えで、上司に言われたからと思ってやっている人と、言われた仕事でも自分で工夫や改善を繰り返して取り組む人では、結果も成長も評価も変わってくる。

どんな仕事でも能動的に取り組み、自分の仕事にしていくことで、その仕事の楽しさを理解して、より仕事にハマっていきます。

自分をハメる事が出来れば、頑張らなくて成長していきます。

自分の責任で引き受けなければならないもの。

p,174より引用

ホリエモンが、結婚して離婚していたことも知らなかった。そして離婚後の孤独に襲われたときの話が、自分の離婚の時とシンクロして共感して一気に読んでしまった(笑)

 

離婚後のホリエモンは自暴自棄の生活を続けていた。そんな時に息子の写真を見て、ギリギリで孤独と正面から向き合う事を決める事が出来た。

それまで孤独で寂しいから、他者やアルコールに依存していたが、このままでは一生誰かに依存し続けることになる。それに気付き、この孤独は自分が引き受けなければならないものだと決め、孤独を乗り越えました。

 

その孤独を乗り越えた直後に、仕事も全力で出来るようになり、メディアに大きく登場するようになって、復活を遂げた。

夕日が沈む海岸

私も離婚をして、数年間孤独を味わい、読書で回復する事ができました。

それまで何も考えて無い「バカ」だったので、慌てて自己成長をしようとしてます(笑)

暗闇の中一筋の光に咲く花
《体験談》「離婚したい」と言われ、離婚届けを見せられる。私アガイは、20代で晴れて結婚して、婿養子になりました。 すぐに息子が誕生してくれて、幸せな結婚生活でしたが 10数年後に「...

ただ思考が停止しているだけ。

p,196より引用

刑務所生活をしているときに、ブログやTwitterの投稿を差し入れしてもらい、目を通していると、不自由な刑務所の中で生活をしているホリエモンに、自由なはずの一般人からの相談が多くありました。

その状況に「自由とは心の問題なのだ」と言う事に気付きました。

 

その不自由さは、もうこの年齢では遅い、どうせ自分はこんなもんだ、と思っている思考から来るもので、時代や環境のせいにしていると、思考が停止してしまいオヤジ化が進む。

ホリエモンは、思考が硬直化したオヤジにはなりたくないから、常に考え、常に働き、立ち止まらない事を選んでいる。

 

私は離婚する前までは、思考が停止していて、急速なオヤジ化をしていた(笑)離婚して回復してから、考え出して目標が出来て、初めて人生を生きている気がする。

周りの人に追いつかなきゃと思って、本を読んだりしているのは、今のままオヤジになりたくないと思った事がキッカケです。思考を停止させないように、これからも成長していきます。

洋書が売られている本屋の棚

まとめ

「自由と責任はセット」。

最後にこの言葉が頭に残りました。この言葉から思い出すのは、哲学者サルトルの言葉で「自由の刑」です。

この意味は簡単に言うと、「自由だからいろんな選択肢に迷って悩みが生まれるね。」ということで、この悩みの原因が責任にあるんだと思います。

 

子供から学生までは、親のお金で食べさせてもらい、どこに行くのも、なんの服を着るもの親の意見を聞く必要があり、不自由さがある。

自分でお金を稼げるようになると、自分で生活を始めて自立することが出来る。自分の頭で物事を考えるようになり、仕事でも生活にも責任が出来ると同時に自由を手にする。

自由になるために働きましょう。

空に掲げる羽根

普段のホリエモンからは、想像できなかった若い頃の話は、同じ人間なんだと思わせてくれて、読み応えがありました。

読み終えると、ホリエモンのファンになります。

 

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アガイ
20代に婿養子になり、息子が出来てから離婚を致しました。 離婚ショックから回復した時の経験を書き 過去の私と同じ様に辛い思いをしている人を 少しでも楽にしたいです。