Contents
この本を読むきっかけ。
「人生がときめく片付けの魔法」 サンマーク出版
近藤麻理恵
生年月日: 1984年10月9日生まれ: 東京都
断捨離好きな妻が、自分のバイブルとして勧めてくれました。
妻に勧められなければ、この本を選んで読むことは無かったと思います。
その理由としては、「片付けの本」というと「女子力高い方」や「主婦」の味方的な感じに思えてしまい、自分からは選びにくい(笑)
そして「ときめき」と書かれた本を、オッサンがトキメキながら読んでいるもの違う気がする(笑)
実際にカフェで読む時、少し照れました(笑)
しかし勧められるままに読んでみると、単純な片付け方法だけじゃなく、家の中を片付ける事が、人生論、心理学的な話にも通じるものがあると教えてくれます。
心を打たれ感動する文章も出てきますので、妻だけじゃなく私も「お勧め本」にもなりました。
引用・気付き
一流のスポーツ選手が道具を神聖なモノとして扱い、丁寧に手入れをし、大事にするというのはよく聞く話です。
P.224より引用
この引用を自分でもやっているか?思い出してみると、気に入っている自分の車に、遠出して帰ってくると「お疲れ様」と感謝の気持ちを込めて、洗車することはありました。
しかし他のモノには声を掛けたりしたことは無いです。
何故だろう?車には声を掛けるのに、他のモノには掛けない理由を考えると、車が高額だから?期限を損ねてしまうと命に関わるから?(笑)そんな理由になると思います。
でも本を読んでいくと「おうち」も「モノ」も自分を支えてくれている事が分かります。
自分がお店に足を運び、またはネットで見て、選んで買って、自分で揃えた目の前に有るモノ達。そのモノで自分はできている。
そう思うと目の前に有るモノ達が可愛く見えてきます。丁寧に扱おうと思い、そして感謝を感じて心の中で試しに声を掛け始めると、不思議と全てのモノが愛おしく思えてきます。
いつも使っているモノや道具の一つ一つが、自分を支えてくれていると思いもっと大切にします。
部屋を片付けると、なぜかやりたいことがみつかる。
P.228より引用
部屋を片付けることにより、毎日「好きなモノ」に囲まれた生活が出来てくると、自分も心も整理整頓が出来て、余計な時間も減っていきます。
整理整頓をして出来た時間を使い、心も整理整頓出来たことで、自分と向き合う事が出来るようになり、本当の自分も見つかるのです。
仕事をしていて、机の上が乱雑な人は集中出来ないように、自分の部屋が、整理整頓されてないと、心の中も整理出来ず、自分の人生にも集中出来て無いのです。
家全体の雰囲気がグッと静かで落ち着いた空気になります。
P.222より引用
「文字を減らす事」と書いてありました。雑誌の文字、なにかのパッケージの文字などです。
部屋を見渡して、パッと見える箇所は気にしてましたが、それだけではなく扉を開けた中や、クローゼットの中、収納の中はあまり気にしてませんでした。
この「中」も開けると、消臭剤のパッケージや、防虫剤などなど、必ず目には色々な文字が入ってきます。
扉や蓋を開ける度に、目に入ってくるので、無意識で頭に入ります。いらない情報に、大切な脳みその一部を使われてる様な気がして、非常に気になってしまいます。
この文章を読んで直ぐに、文字が見えるモノは、どかしたり向きを変えて、消臭剤のパッケージ等も取外してみました。やってみると分かります、落ち着いてきます。
あなたが本当にときめくことに、大いに時間と情熱を注いでください。
P.267より引用
片付けは、最終目的ではなく、ときめく人生を手に入れるための手段という事です。
片付けが完了したあと「ときめく」モノ達に囲まれ、毎日ときめく生活を送ると、パワースポットになった自分の部屋で、やりたい事が見つかってくるのだと思います。
片付けが完了したら、その見つかったやりたい事に時間と情熱を注いで、更にトキメク人生にしましょう。
感想まとめ
先程も書きましたが妻に勧められて、この本を読みました。
冒頭でも書きましたが、自分では選べない本です。
読んでみると「気付き(新たに事)」は多く、読んでから片付けもしたくなり、結果的に読んで良かったと妻に感謝です。
初めは「捨てる」事が書いてるので、捨てれば良いだけ?余計なモノは買うなと言うことか?と思ってましたが、本の後半になると、自分がときめく好きなモノは自分を支えてくれているので大事にしなさいと言ってました。
モノを大事にすることが、自分自身を大事にしていることになりますね。片付けにより、人生も変えられると感動しました。
自分では選べない本は、考えたことも無い事が多く書いてあり、自分の視野が広がり自己成長出来たと思います!たまには予想外の本を読むことは、楽しかったです。
今後も、新たな分野を読んで、視野を広げていく感覚を楽しみに、新しい分野の本を手に取りたいと思います。