この本との出会い。
amazonAudibleを聞こう!と登録して
一番最初に聞いたのが、稲盛和夫さんの「生き方」でした。
とても勉強になり、興味を持ったので
そのまま「働き方」も読みたくなり購入しました。
中身は「生き方」に書いて有ることも
多くありましたが、仕事に対する考え方も、記載されてました。
稲盛和夫さん
日本の実業家。京セラ・第二電電創業者。公益財団法人稲盛財団理事長。日本航空名誉会長。生年月日: 1932年1月21日 (年齢 86歳)生まれ: 鹿児島県 鹿児島市 薬師
引用・気付き
私達は「自らの心」を高めるために、働く
p.18より引用
「自らの心を高める」と聞くと
お坊さんが行うような、滝行とか修行が頭に浮かびますが
目の前の「仕事」を、ただ一所懸命にやることだけでした。
ただ、自分自身で働く意味はなんだろう?と考えると
生きるため、生活のためになってます。
これまでの自分も、振り返り見てみると
「自らの心高める」程の仕事をしてません。
本に書かれているように、寝食を忘れる程の仕事はしたことが無いです。
数年前に離婚してから、初めて自分の人生をきちんと考え出し
やっと自我に目覚めた気分です。
もっと若い時に読んで、感銘を受けていたらと思います。
変わって無いかもしれませんが(笑)
今は読書をして、その流れから「読書について」の教育訓練を実施出来ました。
今後も、読書をして得た知識で、部下を育て
部下を通じて成果を挙げれるように、していきたいと思います。
会社を辞めるには、何か大義名分のような確かな理由がなければだめだ。
漠然とした不満から辞めたのでは、きっと人生はうまくいかなくなるだろう。
p.29より引用
過去の自分に言われているようなお言葉(笑)
過去の記事でも書きましたが、私は10回の転職経験が有ります。
入社すると「天職なのか見極め」をするように
その会社の嫌なところを見つけて、すぐに辞める事を繰り返してました。
実施は、嫌いなところ、嫌なところを探してました。
なので「嫌なところ」は、この文章の通り、「漠然とした不満」でした。
その会社の良いところも、仕事の内容も理解する前に、辞めていたと思います。
そんなフラフラな人生だから
本当の幸せにも気が付かず、離婚もしているんだと思います。
今は、その経験を活かしているのか?わかりませんが
幸せになりたいと思い、安定した生活が出来るようになりました。
松下幸之助「いや、それは思わんとあきまへんな」
p.81
稲森さんが、松下幸之助さん(パナソニックを一代で築き上げた経営者)の
講演会に参加した時のこと。
ダムのような経営をしないといけない。
大雨が降ったら貯めて、雨が降らない日が続いても
ダムを干上がらない様にする、という内容の話だった。
参加した人から「どうすればそれが出来るかを教えに貰いに来た」と
質問された時の回答が、この言葉だったのです。
そして、周りの人が失笑するなか
稲盛さんだけ、雷に打たれたような衝撃があり
言葉の意味を理解したとあります。
常に前向きに、「ど真剣」に仕事をしているから
「思うことから全てが始まる」と、理解出来たのだと思います。
そうじゃない周りの方々は、思っただけじゃ何も
出来ないと失笑していたのです。
一つの事柄でも、それを失笑する人と
雷に打たれたような衝撃を感じる人に分かれてしまう。
私も同じ状況であれば、多分失笑する側ですが。。。(笑)
何事も受け取り方次第で、感銘を受けたり、逆に失笑したりすると
全然感じ方が違います。
常に勉強して、失笑する側から離れたいなと思います。
私たち人間だけが「誰にも負けない努力」とか「一所懸命に生きる」ということを言えば、何か特別なことのように感じてしまう。
p.94
道端に生える草は、他の草に負けないように
茎を伸ばし、葉を広げ生きようとします。一所懸命に。
私達も草木を見習い、目標に向かって
一生懸命に生きないといけませんね。
まとめ・感想
一番印象に残ったのが、KDDI(今のau)を立ち上げる時
「利他」の気持ちで間違えないかと
数ヶ月に渡り、自問自答を繰り返したとあります。
大きい事業を、開始する時の動機が、私欲の為では失敗する。
絶対に成功させる為に、時間を掛けて、きちんと回答を出したのだと思います。
稲盛和夫さんの本を読んでいると、才能さえも自分のモノでは無く
人の為に使って、初めて活きるとあります。
他人の為にするというモノが
根底にあり、成功へ繋がるのだと思います。
自分も利他の心忘れずに、自己成長を続けたいと思います。